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日本オラクル、サーバー仮想化ソフトウェアの最新版「Oracle VM 2.2」を提供開始

2009年12月10日(木)

日本オラクルは2009年12月9日、2009年10月13日「Oracle OpenWorld」サンフランシスコで発表されたサーバー仮想化ソフトウェアの最新版「Oracle VM 2.2」を日本市場に提供することを発表した。ユーザーは、エンタープライズ・アプリケーションの迅速な導入と管理の簡素化を実現し、コストを低減しながら効率的な方法によりデータセンターを運用することができる。

「Oracle VM 2.2」は、業界標準であるhypervisor(ハイパーバイザー)として豊富な実績を誇る最新のXen 3.4を採用し、Intel Xeon プロセッサ5500シリーズ、Six-Core AMD Opteron プロセッサに対応し、大幅なパフォーマンスの向上を実現。また同製品は、新しいCPUパワーマネジメント、メモリー管理およびダイレクト・ディスクI/O機能などを搭載。さらに、同社が2009年初夏に買収したVirtual Ironテクノロジーの「Oracle VM」への初期統合として、Virtual Iron仮想マシンを「Oracle VM」イメージに移行する機能などを提供する。

同製品は、最新のXen 3.4および「Oracle Enterprise Linux 5.3」をベースとした新しいカーネル(dom0)を採用し、ハードウェア仮想化ゲストと準仮想化ゲストに対し、高いパフォーマンスと拡張性、およびセキュリティを提供する。特に、Microsoft Windowsを含め、ハードウェア仮想化ゲストのオペレーティングシステムのパフォーマンス向上が期待できる。

同製品のファイルシステムは最新の「Oracle Cluster File System (OCFS2) 1.4」にアップグレードされ、スパースファイルサポートといった高度な機能を活用して、仮想マシンの高速なプロビジョニングやクローニングが提供される。これにより、ファイルデータの割当てに対するコントロールを強化し、パフォーマンスの向上やストレージの効率化を実現された。

また同製品は、CPU、ネットワーク、ディスクI/Oなどのリソース管理を効率化し、QoSをコントロールしながら、グリーン・コンピューティングとコスト削減を実現する。具体的には、CPUパワーマネジメント機能が強化され、仮想マシン毎に仮想CPUのスケジューリングの優先度や、各VM がアクセスできる最大CPU時間をパーセンテージで設定することが可能になっている。

さらに、ユーザーインターフェースの向上、サーバー・プール・マスターエージェントの自動フェイルオーバーによる高い可用性、有用性および管理機能の向上を実現している。


日本オラクル
http://www.oracle.co.jp/

Oracle VM
http://www.oracle.co.jp/campaign/vm/

 

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