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PPC、UIなどが強化されたBPM製品の最新版「jCOM1 S-BPM Suite 3.4.0」を発表

2010年3月26日(金)IT Leaders編集部

パワード プロセス コンサルティング(PPC)は3月25日、ビジネスプロセスマネジメント(BPM)製品の最新版「jCOM1 S-BPM Suite 3.4.0」の国内出荷を2010年4月16日より開始すると発表した。

「jCOM1」(ジェイコムワン)は、人や組織を基点にプロセスを描く手法である「サブジェクト指向」のBPM(S-BPM:Subject-oriented BPM)製品であり、業務ユーザー間のコミュニケーションを中心に据える「業務ユーザー主導のアプローチ」によってBPMを可能にするもので、以下の4つのメインコンポーネントから構成されている。

  • 「jPASS!」(ジェイパス):プロセスモデリングツール
  • 「jLIVE!(ジェイライブ)」:プロセスの確認・テストツール
  • 「jFLOW!(ジェイフロー)」:プロセスの実行ツール
  • 「ベーシックコンポーネント」:管理者向けWebアプリケーションツール

今回の最新版は、主に以下の点で強化されている。

  • jPASS! のユーザー・インターフェース(UI):新しいUIでは、モデリングをナビゲートするビューの追加などモデリング環境が一新され、1プロセスあたりのモデリング時間を従来版より約35%短縮できるようになっている。
  • jFLOW!のユーザー・インターフェース(UI):jFLOW!は、jPASS!でモデリングし、jLIVE!で検証したプロセスフローを実行系システムに受け渡すプロセスの実行ツール。新しいUIでは新しいレイアウトタイプが追加されたほか、レポートエンジンを備えたダッシュボードやバッチ処理、ロールバックといった機能も加わり、ユーザーはローカルアプリケーションのような視覚性と操作性で利用可能。
  • サブプロセスのダイナミックなルーティング:メインプロセスを実行する際、それを受けてサブプロセスを動的に起動できる機能が、jPASS!およびjFLOW!に追加された。ひとつのメインプロセスにつながる各種サブプロセスが想定されるが、それをプロセス実行時に瞬時に判断して起動できるため、モデリングや開発、管理に要する時間を大幅に削減可能となる。

jCOM1はまた、企業のIFRS(国際会計基準)対応を支援する。IFRSで求められる経理や営業などの業務プロセスの変更に迅速に対応可能で、継続的に改善管理できるBPM製品として、必要な機能を提供する。
 
PPC は、jCOM1を開発した独jCOM1社と販売代理店契約を締結し、2009年2月より国内提供しているが、今回のjCOM1 3.4.0は国内における初めての更新版であり、操作性の向上などの機能更新には、日本の顧客の声も反映されているとのこと。

jCOM1 3.4.0の価格は、モデラー1名、エンドユーザー20名の場合の最小構成ライセンス費用が約1,000万円。PPCでは、国内販売パートナーを通じ、初年度5億円のライセンス販売を目指す。

パワード プロセス コンサルティング
http://www.powered-process.com/

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