EMC VPLEX など/EMCジャパン ストレージの利用効率やパフォーマンスの向上は、ユーザー企業共通の悩み。EMCジャパンは、ストレージを仮想化するゲートウエイ装置「EMC VPLEX」や、階層型ストレージ管理(ILM)の強化などストレージの機能拡張によって、これらの問題の解決を支援する。
VPLEXの特徴
写真 EMC VPLEXを搭載したストレージ「EMC VPLEX」は、サーバーとFCストレージの間に入り、配下にある異機種/複数のFCストレージを束ね、論理的に1台のFCストレージであるかのように見せる仮想化ゲートウェイ装置だ。複数のVPLEX(最大4台)にまたがったストレージも単一イメージとして運用できる。
個々のVPLEX(ノード)は、ローカル接続したストレージとは別に、キャッシュを備える。複数ノード間でキャッシュのコヒーレンシ(整合性)をとり、自身のキャッシュが新しいかどうかといった情報をやり取りする。これにより、複数ノードにまたがってストレージを単一イメージで運用できる。データアクセスだけでなく、キャッシュ整合性プロトコルもFCでカプセル化して通信する。
サーバーからはVPLEXが1台のFCストレージに見える。VPLEX上にボリュームを作成して運用する形になる。この裏では、複数のVPLEX間でプロセサ処理を負荷分散するほか(あるデータにどのVPLEXノードからアクセスするかを都度決める)、複数ストレージ間でデータ移動などを行う。
データセンター内で運用する標準版「VPLEX Local」と、VPLEXを遠隔に分散配置して広域で運用する上位版「VPLEX Metro」(距離は100kmまで)を用意する。価格はLocalが929万円から、Metroが1726万円から(ともに税込、仮想ボリュームが10TBの場合)。
CLARiX/Celerraの強化点
3つの機能を強化/追加した。
(1)階層型ストレージ管理(ILM)におけるアクセス頻度の分析とデータ移動を自動化して、ストレージ全体のアクセス効率を高める機能「FAST」を強化した。これまでのFASTは、LUN(論理ボリュームに相当)の単位で使用ディスクの階層(種類)を割り当てていたが、新版では、異なる種類のドライブにまたがるLUNを実現したうえで、容量1Gバイトという細かい単位でディスクの階層を割り当てる。
(2)ILMを構成するディスクの階層としてではなく、ストレージ・アクセスに対するキャッシュとしてSSDを利用できるようにする「FAST Cache」を追加した。恒常的に利用するデータをILMの階層に組み入れたSSDに格納しつつ、一時的に使うデータのアクセス性能をSSDキャッシュで高めるという使い方ができる。キャッシュ容量は、最大で2Tバイトまで拡張できる。
(3)ブロック・データ圧縮機能を追加した。OSやアプリケーションからデータが書き込まれる際に、ストレージ側で、ブロック・データを圧縮して保存する。格納データ量を削減できる。
3機能とは別に、新たに1つの画面でブロック・データとファイル・データを統合管理できる管理ソフト「EMC Unisphere」も発表した。これまでCLARiX向けとCelerra向けに分かれていた管理ソフトを統合した。
VMwareによるサーバー仮想化環境向けの機能として、VMware VAAI(vStorage APIs for Array Integration)にも対応した。これにより、通常であればサーバー側で行っていた処理の多くをストレージにオフロードできるようになる。仮想サーバーの起動や移動、コピーなどを高速化できる。
上記機能を含んだ「CLARiX」および「Celerra」の価格はいずれも税込みで366万円から(CLARiX CX4-120またはCelerra NS-120の場合)。 (日川)
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