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クライアントPCのデータをエージェントレスで集中バックアップ、蒼天が新ソフト

2010年7月28日(水)

蒼天は2010年7月28日、クライアントPCのファイル・データをエージェントレスで集中バックアップするソフト「LogVillage PC-Backup」を販売開始した。クライアントPC上に重要なデータを置いているケースにおいて、バックアップ作業を省力化する。価格は、バックアップ対象PCが25台で7万5000円(税別)など。1社1ライセンス限定となる10台ライセンスは1万円(税別)。販売目標は、初年度300社(1社あたり平均100台)。

LogVillage PC-Backupは、クライアントPCのデータをリモートから集中バックアップするソフトである。クライアントPCのNetBIOS名と管理者パスワードをあらかじめ登録しておくことで、クライアントPC側に専用のエージェントを導入することなくリモートからネットワーク経由でファイルをコピーする。

バックアップ対象のデータは、バックアップ対象となる個々のPCごとに指定する。マイドキュメントやデスクトップ、著名メール・ソフトのメール格納場所など、レジストリなどから判別できるフォルダ群をチェック・ボックスで選択できるほか、任意のフォルダ名を複数個指定することが可能。前回バックアップ時から更新されたファイルに限ってバックアップする。

世代管理やバックアップ作業/リトライを集中管理

バックアップ・データは、LogVillage PC-Backupをインストールしたバックアップ・サーバーのローカル接続ディスク(NTFS)に格納する(2010年9月以降は外部NASを利用可能にする予定)。1日ごとに指定した日数分の世代バックアップ・データを日付名フォルダに格納する。フォルダをまたがって同一データが存在する場合は、NTFSのハードリンクを用いてディスク領域を節約する。

バックアップのタイミングは1日1回で、指定した曜日、指定した時間に開始する。バックアップ開始時にネットワークにつながっていなかったPCに対しては、1時間ごとにネットワーク接続とバックアップを試みる。また、バックアップ時にロックがかかっていたファイルも、あとから再度バックアップを試みる。

蒼天のサポート・センターに対して動作ステータスをイベント通知する機能も備える。バックアップが正常に終了したかどうか、ネットワーク接続やアクセス権限に関するエラーが出なかったかどうか、など、バックアップ・サーバーの動作状況に関する各種のデータを電子メールを介して通知する。イベント通知の内容に応じて、蒼天からユーザー企業に対して、メールや電話による連絡がくる。

稼働環境は以下の通り。バックアップ対象PCのOSは、Windows XP Professional、Windows Vista Ultimate/Businesss/Enterprise、Windows 7 Ultimate/Professional、Windows Server 2003/3008。バックアップ・ソフト本体の稼働OSは、Windows XP、Windows 7、Windows Server 2003/3008。管理者コンソールはWebブラウザから利用できる(バックアップ・ソフトはWebアプリケーションとして動作する)。

画面 LogVillage PC-Backupの管理画面

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