[新製品・サービス]

ベル・データ、NAS新製品「BridgeSTOR EX/BU」を提供、ほか

ニュースフラッシュ 新製品・サービス編(2010年10月号)

2010年9月29日(水)IT Leaders編集部

1カ月間に発表された主要な新製品・サービスをご紹介する、ニュースフラッシュ 新製品・サービス編。ハードウェアやソフトウェア、システムの各分野から12個の新製品・サービスを取り上げた。

ストレージ

データを圧縮保存しストレージの利用効率を向上

ベル・データは2010年8月19日、ストレージ2製品を発売した。データ圧縮機能を備えるNAS「BridgeSTOR EX」は、1筐体あたりの最大容量は12TBだが、圧縮により20〜24TB分のデータを保存できる。「BridgeSTOR BU」はEXに重複排除機能を備えるバックアップソフトを同梱する。OSは両製品とも「Windows Storage Server 2008」。価格(税別)はEXが230万円、BUが240万円。

CRM

ウィザードやひな形を用意し、導入や運用を楽に

OSKは2010年8月20日、CRMソフト「SMILE CRM」を発表した。ウィザード形式を使って独自の帳票や入力画面を作成でき、企業ごとの異なるニーズに答えられるようにした。日報を管理するためのテンプレートなども用意し、導入後の迅速な利活用を支援する。同社の文書管理ソフトと連携し、CRMからデータを参照することも可能。価格(税別)は30万円から。

仮想化環境移行

異機種混在の仮想化環境の運用を効率化

ノベルは2010年8月24日、仮想マシン移行ソフト「PlateSpin Migrate 9」を発表した。起動中の仮想マシンを異なる物理サーバーへ停止することなく移行できる。新版はWindowsが起動する仮想マシンのほか、新たにLinuxが起動する仮想マシンも移行の対象にした。利用可能なハイパーバイザーはVMware、Hyper-V、Xenなど。価格は個別見積もり。

ネットワーク監視

ネットワークの負荷を監視し迅速な障害対策を支援

ゾーホージャパンは2010年8月24日、ネットワーク監視ソフト「ManageEngine NetFlow Analyzer 8.5」を発売した。ネットワーク機器ごとのトラフィックを監視し、どのアプリケーションや利用者が帯域に負荷をかけているのかを把握できる。事前に設定した帯域使用率を超えるとアラートで通知するほか、不正なパケットを検出するオプションも用意する。価格(税込)は16万4000円から。

サーバー

保守期間を7年に延長したサーバー機

日立製作所は2010年8月25日、サーバー「HA8000/RS440シリーズ」2機種を発表した。「ENERGY STAR適合モデル」は電源効率の高い電源ユニットを搭載し、運用時の電力消費量を抑えられる。「ロングライフサーポートモデル」は、これまで5年だった保守期間を7年に延長。リプレース期間を引き延ばすことでコスト削減を見込める。価格(税込)は前者が295万2600円から、後者が175万1400円から。

vPro運用支援

就業時間外にPCのアップデートなどを実行

大塚商会は2010年8月25日、インテル「vPro」の活用を支援する「インテル vPro テクノロジー対応端末設定サービス」を発表した。利用するアプリケーションに適したネットワークやBIOSの設定作業を代行し、vProを使って夜間にPCをアップデートしたりバックアップしたりできるようにする。ユーザー企業はvPro搭載PCの設定を1台ずつ行う手間を省ける。価格(税別)はPC1台あたり1万円。

バックアップ

数十台規模のサーバーのバックアップ作業を効率化

ラクネシーは2010年8月25日、中小企業向けバックアップソフト「Cofio AIMstor」を発表した。スケジュールを定めてデータをバックアップするほか、短時間間隔で増分データをコピーし続けたり、リアルタイムで同期したりできる。重複排除やアーカイブ機能を備え、必要なデータを長期保存し、その中から該当ファイルを検索することも可能。価格(税別)は4万8000円から。

運用管理

プライベートクラウドのリソースを一元管理

富士通は2010年8月26日、運用管理ソフト「クラウド インフラ マネージメント ソフトウェア V1」を発売した。プライベートクラウド上のプロセサやストレージなどのリソースを管理し、Web画面上から業務内容に応じた適切なリソースを提供できるようにする。プロセサやメモリーの使用率、ディスクの使用容量をグラフで把握する機能も備える。価格(税別)は23万円。

クラウドサービス

中小企業向けに財務会計や販売管理などを提供

日立情報システムズは2010年8月30日、クラウドサービス「Dougubako」を発売した。オフィスや財務会計など十数種類のアプリケーションを利用できるほか、標準ラインアップ以外のアプリケーションについても個別に相談に応じる。アプリケーション間のデータ連携も可能で、二重入力などの手間を省ける。月額料金(税込)は2万1000円から(経理、事務系アプリケーションを利用する場合)。

BI

大量データを高速処理し分析作業の時間を短縮

アシストは2010年9月1日、BIソリューション「WebFOCUS高速サーバ」の新版を発売した。BIソフト「WebFOCUS」とデータベース「Sybase IQ」を組み合わせて提供する。新版は両製品を最新版にし、クエリー処理能力をこれまでの4倍に高めたほか、PDFに動画などを埋め込む技術を用い、PDFファイル上で数値変更による分析結果の差異を確認することができる。価格(税別)は739万円から。

サーバー

仮想化環境に最適化したシステム構成で出荷

日本IBMは2010年9月2日、仮想化環境の運用に適したx86サーバー「仮想化推奨モデル」を発表した。プロセサが定める容量以上にメモリーを搭載したり、2つのLANインタフェースを疑似的に8つに見せたりできる拡張ユニットを搭載。これらを設定した上で納品するため、顧客はオプションの費用追加や検証作業の負担を減らすことができる。価格(税別)はBladeCenter HX5の場合が300万円。

メール誤送信防止

ユーザー別にメール送信を制限し誤送信を未然に防ぐ

キヤノンITソリューションズは2010年9月8日、メール誤送信防止ソフトの新版「GUARDIAN CorrectMail V1.1」を発表した。新版はユーザーごとに操作範囲を制限できる。例えば、一般ユーザーがメールを送信する場合は必ず上長の承認を得るようにでき、自社のポリシーに合わせたきめ細かい運用が可能となる。メールの削除や送信履歴を記録する機能も追加した。価格(税別)は17万5000円から。

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