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ダイキン工業、化学事業部の営業改革を担う“新情報共有基盤”を導入

2010年12月8日(水)IT Leaders編集部

TISとドリーム・アーツは2010年12月3日、ダイキン工業の化学事業部が、営業改革を担う“新情報共有基盤”として、ドリーム・アーツの製品群と、そのシステムインフラにTISが提供するクラウドサービス「TIS Enterprise Ondemand Service」(ティアイエス エンタープライズ オンデマンド サービス)を導入したことを発表した。

ダイキンの新システムは、ドリーム・アーツの企業情報ポータル型グループウェア「INSUITE Enterprise」(インスイート・エンタープライズ/以下インスイート)、アプリケーション開発基盤「ひびきSm@rtDB」および営業支援ツール「ひびきSALES」(以下ひびき)を採用し、TISのクラウドサービス(PaaS/IaaS)「TIS Enterprise Ondemand Service」をそのシステムインフラとして利用する。新システムは2010年9月1日より運用を開始している。

ダイキンの化学事業部では、これまでLotus Notes上に構築したDBおよび週次の営業報告によって、営業現場での顧客の課題や要望、サンプル品評価の状況、競合傾向などの情報を集約・分析して市場動向を読み取り、新製品・新用途開発の企画に反映させることに積極的に取り組んできた。必要に応じて組織を越えて役職者に一斉に情報配信される仕組みも早期から実現するなど、そのシステムが創造・開発型の事業モデルの素地となってきたが、昨今のビジネス環境の変化などからお客様の検討範囲が広がり判断のスピードが加速されるなかで、システムの見直しを検討することになった。

ダイキンは、顧客の生の声(案件情報)をいち早く事業部全体に流通させ、多岐に渡る同社の製品・提案の中からお客様のニーズに応じてすばやく検索できるしくみが不可欠であるとの考えから、これらを実現するために、ドリーム・アーツのインスイートとひびきを“新情報共有基盤”として選択。そのシステムのインフラとして、エンタープライズでの利用を前提としたセキュアで堅牢なPaaS/IaaSであるTISの「TIS Enterprise Ondemand Service」を採用した。

今回構築された“新情報共有基盤”は、営業が収集したお客様の現場での情報がひびきのレポート機能でリアルタイムに事業部全体に共有され、レポートを見た上司からの的確かつ迅速な指示、研究部門からのアドバイスなど、組織を超えた事業部を巻込んだ営業活動の起点になる。また、ひびきに案件情報を蓄積することで、同情報を顧客・用途・製品・競合状況など多様な切り口で一覧化、グラフ化して共有できる。ひびきの柔軟なビュー設定、検索機能によって必要な情報へのアクセスも容易になり、マネージャー、企画部門、経営層などが、それぞれの観点から現状分析を行うことが可能。インスイートのポータルとの連携により、こうした案件情報を「探しに行かなくとも、最新の情報が表示される」場の共有を行えるようになった。

また、エンタープライズ利用を前提として設計されたPaaS/IaaSである「TIS Enterprise Ondemand Service」を採用することで、“新情報共有基盤”を管理するシステム部門は、これまで必要だったシステムインフラ部分の運用・メンテナンスの負荷が軽減した。これにより、新たなシステム開発などのより創造的な分野へリソースを集中することが可能になった。さらに、システムの利用状況にあわせて、柔軟にシステムリソースの追加・削除が行えるなど、システム運用に関連するコストの最適化も同時に実現した。

ドリーム・アーツ
http://www.dreamarts.co.jp/

TIS
http://www.tis.co.jp/

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