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レッドハット、ビジネスルール管理システム「JBoss Enterprise BRMS 5.1」を発表

2011年1月19日(水)IT Leaders編集部

レッドハットは2011年1月18日より、ビジネスルールの管理システム(BRMS)の新版「JBoss Enterprise BRMS 5.1」の提供を開始すると発表した。「JBoss Enterprise BRMS 5.1」は、オープンソースソフトウェアとして提供され、テクニカルサポート、製品アップグレード、修正プログラムをすべて含んだ年額のサブスクリプション費用は16コアあたり312万円(税別)からになる。

JBoss Enterprise BRMSは、オープンソースのビジネスルール管理システムとして、複雑な業務ポリシーやビジネスルールを作成、管理、そしてその実行基盤のソリューションを提供する。新版の5.1では、ルール管理の操作性やユーザインターフェースの様々な改善の他、次世代の意思決定管理システムに関連する機能として、複合イベント処理(CEP:Complex Event Processing)、および、ルールサーバなどの各機能が技術評価目的のためのプレビュー版として含まれている。

新版で強化された機能は次のとおり。

  • パフォーマンス改善、GWT2.0の採用によるユーザインターフェースの改善
    パフォーマンスの改善、Google Web ToolKit 2.0を採用し操作性に優れたユーザインターフェースを提供。これにより、ルール作成、管理、実行をさらに効率よくできるようになる。
  • JBoss Enterprise SOA Platform 5.1との相互運用性
    JBoss Enterprise BRMS 5.1は、近々にリリース予定の「JBoss Enterprise SOA Platform 5.1」との相互運用性が可能である。これにより、ルールサービスを適用したSOA環境のルール管理をよりシンプルに実現する。
  • 複合イベント処理、ルールサーバの技術評価目的プレビューの提供
    複合イベント処理(CEP)機能、および、ルールサーバ機能が技術評価目的プレビュー版として提供される。CEPを活用することで、様々なビジネスプロセスの中で発生するビジネスイベントに対して、ユーザが定義するビジネスルールに基づいて業務処理を駆動する、システムアーキテクチャ(イベント駆動型システムアーキテクチャ:EDA)を実現できる。これにより、、次世代の意思決定管理システムとしての活用が可能。なお、同機能は、技術評価目的のプレビュー機能なので、サブスクリプションによるサポートは提供されない。

JBoss Enterprise BRMS 5.1は、Pure Javaで実装されたJavaルールエンジンと操作性の優れたルール管理システムで構成されている。そして、技術プレビュー版として提供される複合イベント処理やルールサーバの機能を利用することで、次世代のコンピューティングモデルであるEDAを実現できる。

適切なビジネスプロセスの実行とITシステムの構築をサポートする技術として注目を集めているのが、エンタープライズサービスバス(ESB)やビジネスプロセス管理(BPM)を活用したSOAである。そして、法規制の変更やマーケットごとの要請に即応する、ビジネス担当者の意思決定を支援するため仕組みが、ビジネスルール管理(BRMS)である。これに今回の機能「複合イベント処理(CEP)」が加わることにより、複雑なビジネスイベントに即応できるシステムアーキテクチャを構築することが可能になる。

JBoss Enterprise BRMS 5.1
http://www.jp.redhat.com/JBoss/products/platforms/brms/

レッドハット
http://www.jp.redhat.com/

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Red Hat / JBoss / BRMS / BPM / CEP / イベントドリブン

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