Wyse Technology Inc.(以下、Wyse社)の日本法人であるワイズテクノロジーは2011年2月2日、Citrix HDXとRDP7対応を強化したシンクライアント専用OSの最新バージョン「Wyse ThinOS 7.0」のリリースを発表した。
「Wyse ThinOS」は、通常のシンクライアントで利用される汎用OS(Windows XP、Linux、Windows CE等)とは異なり、Wyse社独自開発のシンクライアント専用OSで、以下のような特徴を持つ。
- 独自開発のOS(ファームウェア)であり、シンクライアント端末自体にウイルスやマルウェアなどの攻撃を受ける可能性のあるAPIを一切公開していないセキュアな設計のため、セキュリティ対策が重要な企業でのシンクライアント端末として、世界中で利用されている。
- VMWare仮想デスクトップソリューション(VMWare View)、Citrix Application Deliveryソリューション(Citrix XenApp、XenDesktop)、マイクロソフトターミナルサービス等のICA/RDPプロトコルをベースとする画面転送型シンクライアントソリューションをサポートする。
- 高速OS起動(6~10秒程度)と、ローカル設定/カスタマイズを一切不要とする「ゼロコンフィグレーション」テクノロジーにより、一般の汎用OSを採用するシンクライアント端末と比べ、導入/管理コストを大きく低減可能。
- Wyse社独自の開発で、Wyse ThinOSのサイズは約4MB程度に設計されているため、シンクライアント端末のファームウェアアップデートも10~20秒以内に完了する。シンクライアント端末に必要な機能を搭載し、管理面で効果を得ることで、企業のシンクライアント導入・運用におけるTCOを大幅に削減可能となる。
最新バージョンの「Wyse ThinOS 7.0」での主な強化点は以下のとおり。
- HDX USB プラグ&プレイ
Citrix環境を利用する場合、Citrix HDX機能により、多種・多様なUSB周辺機器を利用できるようになる。 - HDX Flash(サーバーレンダリング)
Citrix画面転送方式を利用している際に、Flash動画などの再生をより高速・スムーズに実行可能となる。 - RDP7 マルチメディアリダイレクト
RDP7で導入されたマルチメディアリダイレクト機能をサポート。Windows 7、Windows Server 2008へのホストアクセスに対しては、RDP7内でのマルチメディアリダイレクト機能が利用可能となる。 - RDP7 双方向音声通信
従来のRDP機能では音声再生機能のみだったが、今バージョンではクライアント端末からホストシステムに対して、音声のアップロード(RDPセッション経由での音声の録音等)が可能となる。 - 新しい「ZEROラウンチパッド」ユーザーインターフェース
Wyse ThinOS 7から、新しい「ZEROラウンチパッド」が導入され、側面ツールバーの仕組みを利用した、よりエンドユーザーにわかりやすい操作性が提供される。また、複数デスクトップ起動時に自動出力される側面ツールバーにより、デスクトップ切り替えや切断などを直感的に実行可能となる。
今後C10LE、V10LE端末に、この最新版ファームウェアが搭載されることになる。なお、Wyse ThinOSソフトウェアメンテナンス購入の顧客は、Wyse ThinOS 7.0へのアップデートが可能となる。ファームウェアアップデートに関しては、Wyse製品販売代理店へ問い合わせとのこと。
「Wyse ThinOS」
http://www.wyse.co.jp/products/software/os/index.asp
ワイズテクノロジー
http://www.wyse.co.jp/
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