[事例ニュース]

仙台市消防局、消防OA端末を仮想デスクトップ化して庁内LAN端末からアクセス可能に

認証セキュリティで消防OAのロケーションフリー化も実現

2026年4月2日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

仙台市消防局は、消防業務システムの端末をVDI(デスクトップ仮想化基盤)に移行し、庁内LAN端末から消防業務を行えるようにした。これまでは庁内LANと消防業務の2種類の端末を使い分けていたが、これを統合した。システム構築を支援したNECとNECフィールディングが2026年4月2日に発表した。

 仙台市消防局は従来、仙台市の庁内LAN端末(約400台)と消防業務(消防OA:Office Automation)端末(約400台)の2種類の端末を、約1100人の消防職員が業務内容に応じて使い分けていた。しかし、端末間の移動や、端末を使用するための順番待ちなど、利便性や効率性に課題を抱えていた。

 この課題を解消するため、消防OA端末を仮想デスクトップ化してVDI(デスクトップ仮想化基盤)に移行し、庁内LAN端末だけで消防業務を行えるようにした(図1)。庁内LAN端末は約400台から約600台に増設し、約350台の仮想消防OA端末を利用する。2026年3月から本番稼働している。

図1:庁内LAN端末と消防OA端末をVDIで統合したプロジェクトの概要(出典:NEC、NECフィールディング)
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 VDIとは、デスクトップ端末をサーバー上の仮想マシンに集約し、手元の端末からネットワーク経由で利用する仕組みのことである。今回、同時にゼロトラスト型のセキュリティ対策も導入し、どこからでも消防OA業務を行えるようにした。

 採用したVDIシステムの特徴は、地図の拡大・縮小やスクロール、ライブカメラの閲覧など、高いグラフィックス処理能力を要求する消防業務に合わせ、仮想デスクトップでGPUを使えるようにするNVIDIA vGPU(仮想GPU)を採用したことである。

 一般的なVDIでは、サーバーのCPUで描画処理をまかなうため、グラフィックス性能に限界がある。一方、NVIDIA vGPUは、サーバーに搭載したGPUを複数の仮想マシンで共有する。仙台市消防局は今回、VDIでありながら一般的なビジネス用物理ノートPC(CPU内蔵グラフィックス相当)に劣らない快適性を実現したとしている。

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