韓国の銀行業界で「スマートATM」の設置が加速
12月13日 | デジタルデイリー
韓国の銀行業界で、「スマートATM」と呼ぶ大規模・多機能なATMの設置競争が進んでいる。独立的なスペースを持ち、座ったまま利用できるブースタイプ(1台当り約2坪)のATMの設置を進めているのが、韓国外換銀行。利用者がATMブースに入ると出入り口が自動ロックされ、一般的な入出金処理はもちろん、ビデオ会議によって担当者に相談できる。まだ限られた機能しか持たないが、今後100種以上の業務を可能にするという。
IBK企業銀行(中小企業銀行)は、ATMメーカーであるLG CNSが開発した「スマートテラーマシーン」をリリースした。60種あまりの業務をサポートし、やはり画像相談システムにより相続や税務、資産管理などの相談が可能である。一般のATMよりも大画面でスマートフォンのUIと類似した画面構成にした。
韓国の代表的なATMメーカーはノーチラス曉星やLG CNSだが、韓国外換銀行はSK Telecom、中小企業銀行はKorea Telecomと組むなど、通信会社とのコラボレーションが特徴である。
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