電子政府の推進などを筆頭にICT活用を積極的に進める韓国。現地メディアの報道から、韓国の官民の最新動向をピックアップして紹介します。
韓国金融業界のビッグデータ活用
カード業界や保険業界が意欲的
──ファイナンシャルニュース 2014年10月5日
ビッグデータ関連市場は拡大を続け、目下の年平均成長率は27.9%。韓国放送通信電波振興院によると、2020年には約9億ドルに達すると見込まれている。そうした状況下、韓国の金融業界もビッグデータ活用に動き始めた。
昨年、業界で初めてビッグデータ分析をマーケティングに適用したことで知られるのがIBK企業銀行。現在は、専任の市場分析チームを設置し、新しいサービス創出に向けて積極的に活動している。
これに続けとばかりに他の主要銀行も活況だ。KBフィナンシャルグループの国民銀行は、地図と顧客のデータを組み合わせ、顧客の取引内容を地図上でリアルタイムかつ視覚的に把握できるシステムを開発。マーケティングに活用する計画である。
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【次ページ】ソウル市が「世界大都市電子政府1位」に
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