未曾有の金融緩和による円安と株高を受けて景気に明るさが見えた2013年。企業のIT予算、IT投資戦略はどんな動きを示したのか--。アイ・ティ・アール(ITR、内山悟志社長)は、2013年1月に実施したIT投資動向調査の結果を公表した。(1)IT投資の増減、(2)戦略投資と定常費用(保守運用など)の比率、(3)重視するITテーマ、などについて紹介しよう。
IT投資の比重は海外に移る?
あと3つ、グラフを示しておこう。1つめは、IT予算の海外配分比率だ(図4)。海外に事業展開している企業に限られるため回答数は少ないが、日本を縮小し、海外を拡大させていることが分かる。特に中国やASEANの伸び率が高い。
2つめはセキュリティなどの対策費用(図5)。2012年から2013年にかけ、セキュリティ関連の事件が相次いだが、対策費用の面では前年より微減した。これに対し、災害対策費用が伸びている。
最後に、ITRが定点観測している最重要視しているIT戦略上のテーマを見ておこう(図6)。トップの「売上げ増大への直接的な貢献」、2位の「業務コストの削減」は前回調査と同じ。注目すべきは、3位「顧客サービスの向上」、10位「従業員のワークスタイル革新」など。ITRは「攻めというか、前向きのIT投資という姿が鮮明になった」と分析している。
ただし、これも好調と認識している企業とそうでない企業では差がある。図にはないが、好調と認識する企業は、「売上げ増大への直接的な貢献」や「顧客サービスの向上」を重要視し、そうでない企業は「業務コストの削減」、「ITコストの削減」を重視しているのだ。
前述の通り、当たり前と言える結果ではあるが、IT投資を”将来の成長のための種や武器”と考えると、気になる数字ではある。
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