普段の生活でWebサービスを全く使っていない、という人は少数派ではないでしょうか。オンライバンキング、チケット予約システム、口コミサイト、ソーシャルメディア…最近では行政サービスもインターネット上で提供されるようになりました。利用者数の拡大に伴って、急速に重要度が高まっているのが、「誰もが使えるシステム」を作ること。例えば、視力や色覚にハンディキャップを持った人々でも問題なくサービスを受けられるか。機能やパフォーマンスの陰に隠れがちだった、「デザイン」にも目を向ける必要性が高まっているのです。
Webサービスが使えないなんて!?

「うちのWEBサービスが使えないってどういうことよ!」、「うちのWEBサービスは誰でも使えるよ」。思わずそう言いたくなるタイトルですね。
通常、WEBシステムなどの情報システムを構築する人は、“誰でも使えること”を念頭において設計や、開発をしていることと思います。「使い方が分かる人、使いこなせる人だけが、自分たちのシステムを使えば良い」と考えている人はまれでしょう。ほとんどの人は、「できるだけ多くの人に使ってもらいたい」と考えるはずです。
では、実際に皆さんのシステムは誰でも利用できるよう設計されているでしょうか。想像してみてください。もしあなたが事故や病気で失明したり、両手が使えなくなったりしたら、あなたの作ったシステムを利用できるでしょうか?
たぶん、ドキッとされる方も多いと思います。そう、私たちは知らず知らずの間に、健常者と呼ばれる人たちを前提としがちなのです。もちろん、「そういう人は想定していないから」とおっしゃる設計者もいらっしゃるでしょう。そうした判断は果たして正しいのでしょうか。
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