東京スター銀行は、フィッシング詐欺による情報漏えいや不正送金を防止するためのアプリケーションを開発。2014年4月14日、同行に口座を持つ顧客への提供を開始した。システナが発表した。
近年、スマートフォンを使ってインターネットバンキングサービスにアクセスする利用者が急増している。その一方で、銀行を装って利用者を不正なサイトに誘導し、口座番号や暗証番号、個人情報を詐取する詐欺が横行している。特にスマートフォンは、住所録や位置情報、行動履歴といった個人情報を記録しているケースが多いため、こうした詐欺の標的にされやすい。
東京スター銀行は、顧客をこうした犯罪から守るべく、新たにスマートフォン向けのセキュリティ対策を導入した。具体的には、自行のサイトにだけアクセス可能な専用ブラウザを開発。アプリとして配布する。このアプリはアクセス先を制限できるほか、メールやメッセンジャー、Webリンクを使った偽サイトへの誘導を検知する機能を実装。接続先サーバーの真正性や端末の管理者権限、アプリ改ざんの有無もチェックするほか、何らかのマルウェアが端末にインストールされた際に警告を発する機能も備える。
システナが提供する不正送金・フィッシング詐欺対策ソリューション「Web Shelter」を用いて開発した。マルウェア検知には、セキュアブレイン製のエンジンと脅威データベースを利用している。
| ユーザー名 | 東京スター銀行 |
| 業種 | 金融 |
| 導入システム | スマートフォン向けフィッシング詐欺対策 |
| 導入目的 | 情報漏えい・不正送金の防止 |
| 導入時期 | 2014年4月 |
| 主な利用製品 | 「Web Shelter」(システナ) |
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