[市場動向]

写真で見るシリコンバレーの”生態系”、FacebookやGoogle、スタンフォード大学、VCまで

2014年4月28日(月)田口 潤(IT Leaders編集部)

すでに報告した「Red Hat Summit2014」に参加した4月中旬、空いた半日を使ってシリコンバレーに出かけました。ガイドはIT Leadersの読者にとってはお馴染み「シリコンバレー最前線」の筆者、山谷正己 氏(JustResearch代表)です。山谷氏の案内で主にIT企業の社屋を見学しました。「社屋見学?なんだそれ?」と思われるかも知れませんが、各社のオフィスを見たり、そこから把握できるシリコンバレーの生態系を知ったりすると、実に興味深いものがあります。その空気感を優先し、北から南に下る形で、主に写真でレポートしますので、しばしお付き合い下さい。

 その本社から車で2、3分の別のビルにはAndroid人形がありました(写真10)。ここも観光名所だそうで、当日は家族連れが2組いました。オフィスの窓には、なんとインベーダーがいるのですが、分かるでしょうか?

写真10:Androidの人形が出迎えるビル

 その後、Appleにも行きました。白い建物の手前の旗がリンゴマークです(写真11)。

写真11:米Apple Computerのビル

 これらの写真を見ると、世界の中心地として優雅な感じですが、この日の締め括りにと21時過ぎ、UCSC(University of California、Santa Cruz校)の「extension」を見学しました。

 extensionとは18時~21時に開かれる社会人向け授業のこと。文字だけの写真は、この日のコース一覧です(写真12)。IT系が多い印象ですが、実際にはバイオあり、会計ありと多彩です。

写真12:UCSCの「extention」のコース一覧の例

 山谷さんによれば、「さっさと仕事を終え、その足でサンドイッチなどを買って、食べながら授業を受ける。皆、そうやって勉強するのが普通。SCSCだけでなく、ほとんどの大学がextensionをやっているので、コース選択には困らない」とのこと。受講は有料で、山谷さんも3カ月10万円のコースを受けたことがあるそうです。

 残業や飲み会、あるいは帰宅してゆっくりが一般的な日本とは、ひと味もふた味も違う姿と言えるかも知れません。当たり前のことなので努力とは違うんでしょうけれど、考えさせられるものがありました。

 わずか半日、ざっと回っただけですが、それでも生命力に溢れた土地柄を感じられました。

 さて、最後に宣伝です。このような絶妙な半日ツアーを実施してくれた山谷氏が5月に来日。5月23日の午後、「シリコンバレー発!クラウド革命の現在と将来」と題するセミナーを開催します。間違いなく刺激的かつ有用な内容なので、時間を工夫してぜひご参加下さい。

 セミナーの詳細はこちらをご覧ください。 

関連キーワード

M&A / Facebook / Google / シリコンバレー / VC / ベンチャー / Meta / R&D / Y Combinator / Oracle / HPE / Apple

関連記事

トピックス

[Sponsored]

写真で見るシリコンバレーの”生態系”、FacebookやGoogle、スタンフォード大学、VCまで [ 3/3 ] すでに報告した「Red Hat Summit2014」に参加した4月中旬、空いた半日を使ってシリコンバレーに出かけました。ガイドはIT Leadersの読者にとってはお馴染み「シリコンバレー最前線」の筆者、山谷正己 氏(JustResearch代表)です。山谷氏の案内で主にIT企業の社屋を見学しました。「社屋見学?なんだそれ?」と思われるかも知れませんが、各社のオフィスを見たり、そこから把握できるシリコンバレーの生態系を知ったりすると、実に興味深いものがあります。その空気感を優先し、北から南に下る形で、主に写真でレポートしますので、しばしお付き合い下さい。

PAGE TOP