巣鴨信用金庫は、フィッシング詐欺防止を目的とする新システムを構築した。製品の導入を支援したセキュアブレインが2014年5月20日に発表した。
利用者のPCに偽のポップアップ画面を出すことにより、暗証番号や乱数表の内容を不正に取得。その情報を基に現金を引き出すフィッシング詐欺が横行している。巣鴨信用金庫はこうした詐欺から顧客を保護するため、新システムを導入した。
新システムは、顧客に無料配布するクライアントソフトと同庫のサーバーとの間で認証情報をやり取りし、顧客がアクセスしたWebサイトが真正なサイトであることを証明する仕組み。サイトが真正である場合、顧客のPCのブラウザに緑色のシグナルを表示する。
顧客が同庫のWebサイトにアクセスした際に、顧客のPCがウィルスに感染していないかをチェックする機能も備える。感染の徴候を発見した場合は、赤いシグナルと警告メッセージを表示。合わせて、ウィルスを無効化する。
セキュアブレインの金融機関向けフィッシング・不正送金対策製品である「PhishWallプレミアム」を利用して構築した。
【プロジェクトの概要】 | |
ユーザー名 | 巣鴨信用金庫 |
業種 | 金融 |
導入システム | セキュリティ |
導入目的 | フィッシング詐欺の防止 |
導入時期 | ─ |
主な利用製品 | 「PhishWallプレミアム」(セキュアブレイン) |