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パブリッククラウドで高可用性を実現、HAクラスタソフトの新版をサイオスが発売

2014年7月24日(木)田口 潤(IT Leaders編集部)

パブリッククラウド上で、ミッションクリティカルなシステムが求める高可用性を実現するためのソフトウェアの新版「LifeKeeper for Linux ver.8.3」をサイオステクノロジーが発表した。各地にデータセンターを擁するパブリッククラウドの特性を生かしながら、主システムに対する待機系システムを準備するクラスタ構成を可能にする。どのような工夫が凝らされているというのだろうか。

富士通やニフティのパブリッククラウドにも対応

 LifeKeeper for Linux ver.8.3が対応するパブリッククラウドはAWSだけではない。富士通のパブリッククラウド「FUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5」と、ニフティクラウドにも対応する。他のクラウドにも順次対応していくという。ただし、AWSと富士通、富士通とニフティなどにまたがってクラスタを構成できるわけではない。クラスタ構成が取れるのは、例えばニフティクラウドで異なるデータセンター間でという意味だ。

 クラスタ構成の設定時に、GUI(Guraphical User Interface)を利用できるソフトウェアも追加した。セゾン情報システムズの「HULFT」(ファイル転送ツール)とオラクルの「Oracle UEK」(OracleDB稼働に最適化したLinux)である。いずれも、これまでは利用者側でスクリプトを作成しないとクラスタ構成を設定できなかった。

 価格体系も、一括販売の売り切り型に加え、クラウド向けを想定した1年契約のサブスクリプション型を用意した。1サーバー当たり34万8000円からと、従来のライセンス料金よりも割安にしたという。「クラウドの場合、従量制あるいは月額などの料金体系も考えられます。ですが、HAクラスタを構成するツールという特性上、年単位のサブスクリプションにしました」(小山氏)という。

 ちなみにサイオステクノロジーと言えば、OSS(Open Source Software:オープンソースソフトウェア)の専門企業という印象が強い。だが、LifeKeeperはプロプライタリな商用ソフトである。サイオスがテンアートニという社名だった頃から、開発元である米SteelEyeと提携して販売をしてきた経緯があるためだ。

 ただサイオスはSteelEyeを2006年に買収し、2010年にはSteelEyeの社名をSIOS Technologyに変更済みである。ブランド戦略上、LifeKeeperをOSSにするのは自然な流れに思えるのだが。

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