マイグレーションにおいては過去、トラブルに見舞われたりプロジェクトが頓挫したりといった事例が少なくない。モダナイゼーションを成功に導くためには、リスクを軽減しながら、かつコストを抑えたマイグレーションを実施しなければならない。それには考慮すべき8つのポイントが存在する。今回は、その1つである方法論について考えてみる。
マイグレーションでトラブルを起こす大きな要因の1つが「テスト段階になって初めて、想定していない事象が発生した」ということである。もう1つが、「対象範囲外としたアプリケーションが、実は移行対象にするべきものだった」だ。数々の失敗事例などをみても、以下の8つのポイントが見落とされている、あるいは十分に考慮されていないことが少なくない。
ポイント1:マイグレーションの開発方法論
ポイント2:アプリケーション資産の棚卸し
ポイント3:移行性調査
ポイント4:プロトタイプとコンバージョンツール
ポイント5:データベース
ポイント6:テスト
ポイント7:システム凍結
ポイント8:帳票
これらのポイントはいずれも、開発工程を工夫することで、事前に対策が打て、見落としを防げる。今回は最初のポイント、マイグレーションのための方法論を考えてみたい。
ウォーターフォール+プロトタイピングでは不十分
マイグレーションの工程で段階的にリスクを排除するためには、マイグレーションに適した方法論が必要になる。
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- 【第11回】マイグレーションに“終わり”はない(2015/11/24)
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- 【第9回】最も手間が掛かる帳票のマイグレーション(2015/09/28)
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- 【第7回】マイグレーション工数の3〜5割を費やすテスト(2015/07/27)
レガシーマイグレーション / NCS&A / ウォーターフォール / モダナイゼーション
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