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富士通、20Gbpsの通信データを蓄積/検索用ソフトウェアを発売

2015年6月10日(水)IT Leaders編集部

富士通は2015年6月9日、ネットワークに流れる大量の通信データを、汎用PCサーバーでキャプチャーし、蓄積・検索するためのソフトウェア「FUJITSU Network Virtuora TC」を発売したと発表した。上りと下りの合計で20Gbpsの通信速度に対応する。

 Virtuora TCは、帯域を最大限に使用している環境下でネットワーク上の通信データをキャプチャーし、メモリーなどに保持するためのソフトウェア。セションごとにインデックスを生成することで、大量の通信データから目的のデータを数秒から数十秒で抽出できるようにした。ネットワーク障害の原因を究明したり、蓄積したデータを証跡として使ってサイバー攻撃を検証したりできる。

 例えば、仮想ネットワークの変化で影響を受けるサービスの範囲を特定しながら、継続的に分析/サービスを改善できるようになる。遅延発動型のマルウェアへの対策に利用したり、ネットワークポリシーへ反映させることで再発防止策に利用したりも可能になる。

 ソフトウェアは一般的なPCサーバー上で動作する。データ保存用のサーバーは、システムを止めずに増設でき、最大702TBにまで拡張できる。蓄積した通信データを外部から利用するためのAPIを用意することで、通信回線やクラウドサービスの品質管理、セキュリティ強化といった種々の分析システムから利用できる。

 Virtuora TCの価格は、基本ソフトウェアライセンスが600万円(税別)など。2017年度末までに周辺機器を含めたシステム全体で売上高120億円を目標にする。

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