データマネジメント データマネジメント記事一覧へ

[Sponsored]

[データマネジメント2015]

オールインワンのデータ活用プラットフォームでデータマネジメントとアナリティクスを一気通貫で支援する

データマネジメント2015注目講演:SAS Institute Japan

2015年6月22日(月)

業務システムがサイロ化しているが故に、それぞれの顧客マスターや商品マスターに整合性がないといった問題を抱える企業は少なくない。顧客一人ひとりとの関わりを横断的に把握しようとも一筋縄ではいかないのが現実だ。抜本的に解決するには、データマネジメントの取り組みが不可欠であり、そこには実務に即し一貫してサポートし得るソリューションが活きてくる。データ活用高度化において、多くの実績と知見を持ち合わせるSAS Institute。日本法人の山本圭一氏が、デモを交えながら、実践ポイントを解説した。

 SAS Instituteは、アナリティクスに特化したベンダーとして40年近い歴史を有しており、その日本法人もまた国内で30年にわたってビジネスを展開してきた。データ分析・活用に精通したベンダーの立場から山本圭一氏は、データマネジメントの重要性について次のように述べた。「アナリティクスとデータマネジメントは表裏一体のもの。目に見える取り組みであるアナリティクスの効果を上げるには、その水面下に隠れた、データにまつわる様々な課題を解決するデータマネジメントの実践こそが鍵を握るのです」。

 散在したデータの統合やデータ品質の向上を進めていくデータマネジメント。そのプロセス全体に費やされる時間のうちの実に80%を占めるのが、「必要なデータはどこにあるのか?」「コード体系が異なり結合できない」などといった課題解決に向けた準備時間だという。

 こうした実態を説明した山本氏は、データマネジメントの重要な要素として、「組織」「プロセス」「テクノロジー」の3つを挙げた。「これらはまさに三位一体であり、どれか1つが欠けていてもうまくいかないのです」。

散在した顧客データの名寄せプロセスを
オールインワンでスムーズに実行

SAS Institute Japan株式会社 ソリューションコンサルティング第一本部 プラットフォームグループ セールスサポートチーム シニアコンサルタント 山本 圭一氏

 ここで山本氏は、3つの要素のうちのテクノロジーを担う、SASのデータマネジメントソフトウェアについて解説した。SAS製品の特徴として、データ抽出、データ統合、品質向上、そしてアナリティクスの業務活用までが一体となったワンプラットフォームソリューションであることが挙げられる。具体像をイメージしてもらうべく山本氏は、次のようなデモを披露した。

 想定するのは顧客の行動データや属性データが散在している、とある金融機関だ。ローン契約者、カード利用者、Webアンケートといったデータが別々のテーブルに格納されているため、それらを紐付けて顧客の属性/行動を一元的に把握分析することが簡単にはできないという課題を抱えていた。

 山本氏はまず、SASのソフトウェアの画面を立ち上げて、異なる3つのデータを対象に、データの現状把握(プロファイル)、標準化・表記の統一(クレンジング)、同義データのグループ化、顧客の一行化といった顧客名寄せにおけるデータの品質改善処理の4つのプロセスを、短時間かつスムーズに実践して見せた。

 「データの抽出から、表記ゆれを標準化して一行化し、それを分析ソフトウェアに受け渡すまでの“データの整備作業”を一貫してできるのは、最初からワンストップを念頭に設計・構成されたソリューションならでは」と、山本氏は来場者に強調した。

 続けて、整備したデータを活用・分析するデモを披露。具体的には、インメモリーで高速処理が可能な「SAS Visual Analytics」を用いながら、カード利用回数などの顧客の行動情報と関心商品の関連性を分析、結果を視覚化してみる作業を実演した。その過程において、データマイニングや統計などの専門知識がなくとも、直感的なGUIのインタフェースを介して、目的に沿った分析が可能であることが示された。

 最後に山本氏は、データの利用状況をビジュアルに把握するデータガバナンスについて言及した。過去にどういったデータを対象にどのようなジョブが適用され、そうして整備されたデータがどのような分析結果に結び付いたのかなど、データのトレースまで行えるデータ管理の手法を解説。データ活用の高度化と言えば、とかく分析手法やそれを具現化するツールといったフロントエンドに注目しがちだが、収集から活用、その後の効果測定などデータのライフサイクル全般をいかに効率的に管理していくかという視点が欠かせないことを強く印象づけた。


●お問い合わせ先

SAS Institute Japan株式会社
URL:www.sas.com/jp/
E-mail:jpnsasinfo@sas.com
 

バックナンバー
データマネジメント2015一覧へ
関連記事

トピックス

[Sponsored]

オールインワンのデータ活用プラットフォームでデータマネジメントとアナリティクスを一気通貫で支援する業務システムがサイロ化しているが故に、それぞれの顧客マスターや商品マスターに整合性がないといった問題を抱える企業は少なくない。顧客一人ひとりとの関わりを横断的に把握しようとも一筋縄ではいかないのが現実だ。抜本的に解決するには、データマネジメントの取り組みが不可欠であり、そこには実務に即し一貫してサポートし得るソリューションが活きてくる。データ活用高度化において、多くの実績と知見を持ち合わせるSAS Institute。日本法人の山本圭一氏が、デモを交えながら、実践ポイントを解説した。

PAGE TOP