中国銀行(岡山市)は、精緻な収益管理を実践するためDHWと専用パッケージ、BIツールを組み合わせた新システムを構築した。製品群の提供元である日本テラデータが2015年8月17日に発表した。
地方銀行の経営環境は厳しさを増している。地場企業の収益増や地方の税収増は限りがあり、健全な貸出が増加することは期待できない。精緻な与信管理に基づく安定的な運用力が鍵を握ることとなり、データ分析に基づく迅速かつ適正な意思決定の重要性が高まっている。これまでより不良債権比率が高まることを想定すれば、金融機関における代表的な指標の1つであるRAROA(Risk-Adjusted Return on Assets:信用リスク調整後収益率)を重視した経営管理体制も欠かせない。
こうした背景もあり、中国銀行(岡山市)は収益管理システムの刷新を決断した。顧客別/商品別/地域別といった切り口で収益を一元的に把握、シミュレーションによって予算計画の精度を高めていくことに主眼を置く。先のRAROAに関して言えば、資金粗利益、役務収益、信用コストといったものを取引口座単位に把握して収益性を管理し、取引上の意思決定に役立てる。
新システムには、日本テラデータの製品群を採用した。具体的には、データウェアハウス・アプライアンス「Teradata Data Warehouse Appliance 2750」、収益管理パッケージ「Teradata Value Family」、BIツール「AccessNavigatorWeb」である。
| 【プロジェクトの概要】 | |
| ユーザー名 | 中国銀行 |
| 事業内容 | 地方銀行 |
| 導入システム | 収益管理システム |
| 導入目的 | 取引に関わる意思決定の最適化 |
| 主な利用製品 | 「Teradata Data Warehouse Appliance 2750」(DWHアプライアンス)、「Teradata Value Family」(収益管理パッケージ)、「AccessNavigatorWeb」(BIツール) すべて日本テラデータ製 |
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



