最近のBI(Business Intelligence)/BA(Business Analytics)では、インフォグラフィックス(Info-graphics)の技術を適用した様々なグラフが作成できるようになっています。データの可視化方法として重要性が高まるグラフについて、それぞれがどんなデータを可視化するのに適しているのか、そのグラフを作成するために必要なデータ項目は何かなどを解説していきます。棒グラフ/円グラフだけのプレゼンテーションから卒業しましょう。今回は、みなさんも良く目にする「レーダーチャート」を取り上げます。
レーダーチャート
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レーダーチャートの説得力
レーダーチャートは、全体のバランスを調べたり、カテゴリ間の比較をしたりするための、折れ線グラフの一種です。横軸を 360 度1周するように配置し、項目ごとに1つの集計値を表示します。その形は、クモの巣やレーダーの画面に似ています。項目数は4~12項目程度を用いるケースが多いようです。
ビジネス分野におけるレーダーチャートの使い方の1つに、図1のように月別/カテゴリ別に売上高のバランスを見るということがあります。レーダーチャートは、折れ線グラフを変形させたものですが、図1のチャートを折れ線グラフで表現すると、一般的には図2のようになります。
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作成に必要なデータ項目
レーダーチャートを作成するのに必要な項目は以下の通りです。
軸項目:カテゴリ項目(カテゴリと色分け)
数式:集計したい項目(合計値、レコード数、平均など)
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