ワークスアプリケーションズは2016年3月24日、クラウド運用サービス「COMPANY on Cloud Managed Service(CCMS)」を日本マイクロソフトが提供するパブリッククラウド基盤「Microsoft Azure」に対応させ、4月に正式なサポートと販売を開始すると発表した。
ワークスアプリケーションズは、システム自動運用環境「COMPANY on Cloud Managed Service(CCMS)」から、「Azure」基盤上に構築したERPパッケージ「COMPANY」環境を制御可能にした。ERP環境をマルチクラウド化して、監視、運用体制およびシステム全体の耐障害性を強化できる。
CCMSは、COMPANYの基盤をクラウド上で提供可能にするサービス。パッケージのサポートサービスのほか、ユーザーのクラウド環境の構築、クラウド上でのCOMPANY運用までを一貫して提供する。Azureへの対応によりCCMSユーザーは、ITシステム全体のクラウド移行も見据えた、クラウドサービスの選択、導入が可能になる。
ワークスアプリケーションズは、日本マイクロソフトとクラウドソリューションプロバイダー契約を締結し、連携して販売活動などを実施するとしている。両社は大手企業への基幹業務アプリケーションのクラウド移行を提案し、年間100社への導入を目標にする。
今後、両社は連携して、ワークスのAI(Artificial Intelligence:人工知能)型ERP「HUE」のクラウド基盤としてもAzureを採用し、提供する予定だ。