[ザ・プロジェクト]
グローバルレベルの資金効率向上の背景に15年がかりの全社ERP化─花王
「攻めのIT経営銘柄 2016」選定企業のIT戦略<7>
2016年12月9日(金)佃 均(ITジャーナリスト)
花王(東証1部、証券コード:4452)の「攻めのIT経営銘柄2016」選定事由は「資金効率をグローバルレベルで向上させたこと」という。具体的には、キャッシュ・コンバーション・サイクルを10日~20日短縮し、決済手数料を削減した——というのだが、情報システム部門統括執行役員・安部真行氏は、「実はグローバル規模の全社ERP化の成果なんですよ」と言う。聞けば全社ERP化は15年がかりの取り組みだったという。
- > 前へ
- 1
- 2
バックナンバー
- コラボレーション・自動化・AI─全社ファイル管理基盤を核にしたオンワードグループのDX実践(2025/06/30)
- 『モンスターハンターワイルズ』の開発で、カプコンのITチームが重視したこと(2025/06/11)
- 生成AIとロボットの融合で新たな価値創造に挑む─デンソーが描く近未来(2025/04/22)
- リコーのグローバルデータ基盤プロジェクト「GLIDER」の軌跡と成果(2025/01/28)
- コスト削減にとどまらないFinOpsの効果、「スタディサプリ」データ基盤チームの実践─リクルート(2024/12/26)
関連キーワード
花王 / 消費財 / 製造 / デジタルトランスフォーメーション / 攻めのIT