[ザ・プロジェクト]
グローバルレベルの資金効率向上の背景に15年がかりの全社ERP化─花王
「攻めのIT経営銘柄 2016」選定企業のIT戦略<7>
2016年12月9日(金)佃 均(ITジャーナリスト)
花王(東証1部、証券コード:4452)の「攻めのIT経営銘柄2016」選定事由は「資金効率をグローバルレベルで向上させたこと」という。具体的には、キャッシュ・コンバーション・サイクルを10日~20日短縮し、決済手数料を削減した——というのだが、情報システム部門統括執行役員・安部真行氏は、「実はグローバル規模の全社ERP化の成果なんですよ」と言う。聞けば全社ERP化は15年がかりの取り組みだったという。
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