富士通は2017年11月27日、デスクトップ環境をクラウドで提供するDaaS(Desktop as a Service)「FUJITSU Managed Infrastructure Service 仮想デスクトップサービス VCC」を発表、同日販売を開始した。同年12月1日から提供する。DaaSの基盤ソフトとして、米Citrix Systemsのソフトウェア製品群を利用する。価格(税別)は、100ユーザーでの契約時に、1ユーザーあたり月額3500円。
富士通の「FUJITSU Managed Infrastructure Service 仮想デスクトップサービス VCC」は、米Citrix Systemsのソフトウェア群を利用したDaaS(Desktop as a Service)である。VDI(デスクトップ仮想化基盤)の「Citrix XenDesktop」やアプリケーション仮想化の「Citrix XenApp」を提供する(図1)。
図1:FUJITSU Managed Infrastructure Service 仮想デスクトップサービス VCCのシステム構成(出典:富士通)拡大画像表示
富士通のデータセンター(館林)にDaaS基盤を構築し、ここからサービスを提供する。オプションで、企業向けオンラインストレージ「Citrix ShareFile」も、データセンターのストレージ資源を用いて提供する。
他社のDaaSと比べた特徴に、ユーザーの業務に合わせて、VDIシステムのスペックや機能などのメニューを細かく用意している点がある。ユーザーが必要とするスペックや機能を、柔軟にカスタマイズできる。スペックの追加なども容易にできる。デスクトップ環境についても、仮想マシン型のほか、Windows Serverを複数ユーザーで共有するターミナル型も選択できる。仮想マシン型では、WindowsだけでなくLinuxも利用できる。
オプション機能として、インターネット経由で仮想デスクトップに接続するためのインターネットVPN接続、情報システムとのデータセンター構内接続、仮想デスクトップへのサーバーOSのインストール、Active Directory(AD)サーバーの設定、ファイルサーバーの構築、ウイルス対策、クラウドストレージの設定、ラックスペースの拡張、管理者向けのQ&Aやトラブル対応を24時間365日体制で実施など、各種の機能を利用できる。
仮想デスクトップのリソースを強化するオプションも豊富に用意している。CPU性能、メモリー容量、スロレージ容量などを追加できる。CADアプリケーションやグラフィックス性能を要求するアプリケーション向けに米NVIDIAのGPUカードを用いたvGPU(仮想GPU)などを追加するオプションも用意している。
富士通では、データセンター設備の堅牢性やセキュリティの高さもアピールしている。システム運用における管理業務の負担を軽減できるとしている。また、サービスの導入においては、富士通のエンジニアがVDI環境の構築や設定、運用マニュアルの提供を行う。さらに、VDI環境基盤の監視とトラブル時の問い合わせ対応を行う運用サポートも提供する。
VCCではまた、仮想デスクトップで稼働しているWindows 10の更新を遅らせて、ユーザーが判断した任意のタイミングで更新を適用できるようにしている。VCCの基盤上で、Windows 10の更新に関わる機能拡張を吸収するとしている。これにより、既存の業務システムを、OSを更新することなく、一定期間、そのまま使い続ける運用が可能になる。
- 業務システム 2027年4月強制適用へ待ったなし、施行迫る「新リース会計基準」対応の勘所【IT Leaders特別編集版】
- 生成AI/AIエージェント 成否のカギは「データ基盤」に─生成AI時代のデータマネジメント【IT Leaders特別編集号】
- フィジカルAI AI/ロボット─Society 5.0に向けた社会実装が広がる【DIGITAL X/IT Leaders特別編集号】
- メールセキュリティ 導入のみならず運用時の“ポリシー上げ”が肝心[DMARC導入&運用の極意]【IT Leaders特別編集号】
- ゼロトラスト戦略 ランサムウェア、AI詐欺…最新脅威に抗するデジタル免疫力を![前提のゼロトラスト、不断のサイバーハイジーン]【IT Leaders特別編集号】
-
VDIの導入コストを抑制! コストコンシャスなエンタープライズクラスの仮想デスクトップ「Parallels RAS」とは
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



