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工場内のウイルス感染を可視化・検知して自動復旧、萩原電気がシステム販売

2018年1月16日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

萩原電気は2018年1月15日、製造業向けに工場内の脅威を可視化するシステム「In-Line Security Monitor」を発表した。2018年4月から提供する。萩原電気、トレンドマイクロ、アラクサラネットワークスの3社が共同で開発した。ライセンス価格(税別)は、初年度が90万円から(構築費用は含まない)で、次年度以降が年額30万円から。

図1●In-Line Security Monitorの概要(出所:萩原電気)図1●In-Line Security Monitorの概要(出所:萩原電気)
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 In-Line Security Monitorは、製造業向けに工場内の脅威を可視化するシステムである。可視化ソフト、ネットワーク監視ソフト、スイッチ機器が備えるセキュリティ機能などを組み合わせて実現する。工場ネットワーク内でウイルスを検知した際に、現場保全員の初動を促進し、ウイルス被害を最小限に抑えることを目的としている。

 制御ネットワーク内の生産ラインごとに、端末へのウイルス感染状況や、未登録端末の接続状況といったセキュリティ情報をGUIで可視化する。ネットワークやセキュリティの専門家でなくとも、セキュリティの状態を直感的に確認できるという。さらに、脅威の検出だけでなく、正常状態までの復旧作業を、現場保全員みずから簡単に実施できるとしている。

 2018年中をめどに、トレンドマイクロのSDN連携セキュリティ対策製品「Trend Micro Policy Manager」と、アラクサラネットワークスのスイッチを連携させる。これにより、不審な通信を発信する端末を特定し、工場ネットワークから自動的に切り離せるようになる。手間をかけることなく、攻撃対象の端末を把握し、被害の拡大を防ぐことができる。

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