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日立システムズ、人材の適材配置や人材情報の管理に特化したクラウドサービスを提供

2018年3月9日(金)IT Leaders編集部

日立システムズは2018年3月8日、建設業や情報サービス業などの中堅・中小企業向けに、建設プロジェクトやシステム開発プロジェクトへの人材配置や人材情報の管理に特化した「人材配置サービス」の提供を開始した。プロジェクトの条件に合致した人材を迅速に配置可能にすることで、リソースの全体最適化を支援する。価格は、個別見積り。

 日立システムズの「人材配置サービス」は、各プロジェクトに割り当てられた技術者ごとの人材情報や作業予定、作業実績などを管理できるシステムを、クラウド基盤を活用し、割安な初期導入費用と月額費用で提供するサービスである。管理者はプロジェクトごとに必要な資格やスキルを持つ人材を迅速かつ適切に配置できるようになり、業務の効率化や生産性の向上、事業拡大を図れる。

 プロジェクトの作業単位に割り当てられた技術者の作業予定と作業実績を、ガントチャートなども用いて視覚的に管理することが可能だ。各技術者の基本情報(氏名・年齢・職種など)以外に保有資格や過去の業務履歴(経歴)、健康保険の加入情報なども細かく管理できる。

 これにより、新たなプロジェクトに着手する場合や、ほかのプロジェクトで急に欠員が出た場合に、各技術者の空き状況だけでなく、保有資格やスキル、業務量・残業時間なども確認したうえで、各作業現場に適した人材を迅速に配置することが可能になる。

 また、複数のプロジェクトを一覧化した状態で、時間単位のスケジュール割り当てや技術者ごとに抱えている作業量の参照が可能だ。これにより、作業の平準化を図ることができ、限られた人材リソースのなかでも最適な配置を可能にすることで、業務の効率化や生産性の向上を図れるように支援する。

 クラウド基盤にはサイボウズのクラウドサービス「kintone」を活用しており、利用企業は個別にサーバーなどのITインフラを用意することは不要で、短期間で安価にサービスを利用することが可能だ。

 システムの監視やバックアップなどの障害対策、不正アクセス防止などのセキュリティ対策についても標準サービスとして提供しているため、安定的にシステムを利用できる。さらに、kintoneが提供している備品管理や契約書管理など50種以上のアプリケーションを無料で利用できるうえ、複雑なプログラム開発をせずに、マウス操作だけで画面レイアウトや文言の変更、機能の追加が行えるなど、拡張性も備えている。

 日立システムズは、建設業以外に、情報サービス業や、デザイン会社などにも拡販し、2020年度末までに累計1000社への販売を目標にする。

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日立システムズ / HCM / プロジェクト管理 / ガントチャート / ワークフォース管理

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