[新製品・サービス]
GUIでPostgreSQLを操作できるツールの新版「SI Object Browser for Postgres 18」
2018年4月9日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)
システムインテグレータは2018年4月9日、PostgreSQLのデータベース操作をGUI画面だけで実行できるツールの新版「SI Object Browser for Postgres 18」を発表、同日付けで提供を開始した。新版では、PostgreSQLの商用版で米EnterpriseDBが販売している「EDB Postgres 10.1」に対応した。アシストが販売する。
システムインテグレータの「SI Object Browser」は、RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)をGUIで操作/管理できるツールである。RDBMSに接続して、テーブルなどの各種オブジェクトを作成/編集したり、ストアドプロシージャを作成したり、SQLを実行したりできる。
RDBMSの標準ツールよりも機能が高い。数十万件のテストデータを自動作成する機能や、テーブル定義書などの各種ドキュメントを出力する機能などを備える。SQLの入力補完機能も備える。
各種RDBMSに対応した製品がある。Oracle Database、SQL Server、DB2、HiRDB、Symfoware、PostgreSQLを操作できる。このうち、PostgreSQLを操作できる「SI Object Browser for Postgres」については、アシストが販売する。
今回、PostgreSQL版をバージョンアップした。新版では、EDB Postgresの最新版にあたるEDB Postgres 10.1に対応した。既存版はバージョン3で、今回のバージョン18から提供年(西暦下2桁)をバージョン番号にする。
EDB Postgresは、PostgreSQLをエンジンに採用しつつ、企業向けの機能群を追加した上位の商用エディションに相当する。データベース管理ツールや性能診断ツールなどのツール群やサポートサービスで構成する。
稼働環境は以下の通り。稼働OSは、Windows 7以降およびWindows Server 2008以降。レポート出力用にExcelが必要。操作できるRDBMSは、PostgreSQL Ver.9.3~9.6、10.1およびEDB Postgres Ver.9.3~9.6、10.1。
価格(税別)は、クライアントライセンス×1ユーザーの場合、ダウンロード版が4万3000円、保守費用が2年間で1万8600円。クライアントライセンス×10ユーザーの場合、ダウンロード版が16万3000円、保守費用が2年間で6万6600円。クライアントライセンス×100ユーザーの場合、ダウンロード版が68万1000円、保守費用が2年間で27万3800円。