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CTC、ディープラーニングの垂直統合システム「NetApp ONTAP AI」を販売開始

2018年11月1日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2018年11月1日、ディープラーニング(深層学習)の学習用途に適した垂直統合システム「NetApp ONTAP AI」の取り扱いを同日付けで開始した。CTCによると、NetApp ONTAP AIを販売するのは同社が国内で初めて、としている。

 NetApp ONTAP AIは、米NetAppのオールフラッシュストレージ「NetApp AFF A800」と、米NVIDIAのGPUコンピュータ「DGX-1」を組み合わせた、ディープラーニング用途の垂直統合システムである。組み合わせを検証済みとしたリファレンスアーキテクチャとして提供する。米Cisco SystemsのEthernetスイッチ「Cisco Nexus 3232C」(100Gビット/秒)で各機器を相互接続した。

写真1:NetApp ONTAP AIの外観写真1:NetApp ONTAP AIの外観

 スモールスタートで少ないサーバー/ストレージ台数から利用を始められる。取り扱うデータの増大にあわせ、システムを停止することなく拡張できる。クラウドとオンプレミスをまたいだシステム全体でデータを管理できる仕組みを提供する。これにより、データのバックアップ/アーカイブなどを効率化できる。

 CTCは、AIシステムの構築実績を基に設計したAI活用のためのハイブリッドクラウド環境「CTC Integrated AI Platform Stack」を提供している。また、ONTAP AIを構成するNetApp AFF A800、NVIDIA DGX-1、Cisco Nexus 3232Cの各製品は、それぞれのパートナとして、既にシステム構築の実績がある。

 CTCは、既存システムとの連携やフロントエンドの開発などを含め、ONTAP AIの導入設計から各種の設定、運用を支援する。また、マルチベンダー環境で検証や研究開発が行える施設「テクニカルソリューションセンター(TSC)」にONTAP AIを配備し、ユーザーの目的に応じた検証を実施する。

 販売ターゲットとしては、ディープラーニングによって業務の自動化や予測の高度化を図りたいと考えている、製造業や情報サービス業、流通業の企業が中心となる。価格は、個別見積もり。販売目標は、ONTAP AIを使用したシステムの構築や運用サービスと合わせて、3年間で20億円。

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