[市場動向]
日立インフォメーションエンジニアリングと日立テクニカルコミュニケーションズが合併
2019年1月11日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
日立製作所は2019年1月11日、子会社のうち、日立インフォメーションエンジニアリングと日立テクニカルコミュニケーションズの2社を、2019年4月1日付で合併すると発表した。両社それぞれの強みであるシステム開発力とGUIデザインノウハウを融合し、社会イノベーション事業の推進を強化していく。日立インフォメーションエンジニアリングが存続会社となる。
合併する2社のうち、存続会社となる日立インフォメーションエンジニアリングは、電力、製造、公共などの社会・産業インフラ分野を中心としたSIベンダーである。コンサルティング、システム設計、開発・運用まで、トータルでシステム構築サービスを提供する。データセンター事業も展開している。
合併するもう一方の日立テクニカルコミュニケーションズは、製品やサービスの「UX(ユーザーエクスペリエンス)価値向上」をコンセプトに、GUIやWebサイトなどのデザイン性・操作性の向上を図るエクスペリエンスデザイン事業、および製品マニュアルや業務マニュアルなどのテクニカルなドキュメント制作事業を展開している。
今回の合併により、日立インフォメーションエンジニアリングのシステム開発力と、日立テクニカルコミュニケーションズのUX価値向上やテクニカルライティングの技術・ノウハウを融合する。これにより、システム設計から開発、構築、運用までを迅速かつトータルに支援できるようにする。
| 日立インフォメーションエンジニアリング [2018年4月1日時点] | |
|---|---|
| 商号 | 株式会社日立インフォメーションエンジニアリング | 
| 本店所在地 | 広島県広島市 | 
| 事業内容 | システムソリューション(コンサルテーション、システム設計・構築、システム運用・保守) データセンターソリューション(クラウドサービス、ハウジング・ホスティングサービス、ファシリティサービス(ビル/施設~マシン室)) | 
| 設立年月日 | 1984年8月 | 
| 代表者の役職・氏名 | 代表取締役社長 中井 幸一 | 
| 資本金 | 1億6000万円 | 
| 従業員数 | 374人 | 
| 大株主および持株比率 | 株式会社日立製作所 100% | 
| 日立テクニカルコミュニケーションズ [2018年4月1日時点] | |
| 商号 | 株式会社日立テクニカルコミュニケーションズ | 
| 本店所在地 | 神奈川県横浜市 | 
| 事業内容 | UX価値向上サービス(GUIデザイン) ドキュメント制作トータル・ソリューション・サービス(マニュアル制作、WEB制作、プロモーションコンテンツ制作、翻訳サービス) | 
| 設立年月日 | 1989年10月 | 
| 代表者の役職・氏名 | 代表取締役社長 仲谷 薫 | 
| 資本金 | 5000万円 | 
| 従業員数 | 250人 | 
| 大株主および持株比率 | 株式会社日立製作所 100% | 
| 合併後の状況 [2019年4月1日(予定)] | |
| 商号 | 株式会社日立インフォメーションエンジニアリング | 
| 本店所在地 | 広島県広島市 | 
| 事業内容 | システムソリューション(コンサルテーション、システム設計・構築、システム運用・保守) データセンターソリューション(クラウドサービス、ハウジング・ホスティングサービス、ファシリティサービス(ビル/施設~マシン室) UX価値向上サービス(GUIデザイン) ドキュメント制作トータル・ソリューション・サービス(マニュアル制作、WEB制作、プロモーションコンテンツ制作、翻訳サービス) | 
| 資本金 | 1億6000万円 | 
| 従業員数 | 600人超 | 
| 大株主および持株比率 | 株式会社日立製作所 100% | 


































