富士ゼロックスは2019年4月1日、オフィスの安全なネットワーク環境を提供する閉域網サービス「Smart Cyber Security」において、企業や組織のモバイル機器の業務利用を支援するサービス「Smart Cyber Security Mobile SIM」の提供を開始した。マルチSIMに対応する「Smart Cyber Security Mobile SIM Multi」と、nanoSIMに対応する「同Nano」がある。価格(税別)は、月額1980円から。
Smart Cyber Security Mobile SIMは、NTTドコモのXi LTE網を利用して、モバイル端末を閉域網Smart Cyber Securityに接続するサービスである(図1)。モバイル機器やPCなどに搭載することによって、インターネットを経由せずに、オフィスネットワークに安全かつ安定して接続できるようにする。
図1:Smart Cyber Security Mobile SIMの概要(出典:富士ゼロックス)拡大画像表示
通信プランは、マルチSIM、nanoSIMのいずれも、月間利用データ量3GB /7GB/10GB/15GB/20GB/30GB/50GB/100GB/シェア用SIMの9プランから選択できる。
安全なモバイルワークを可能にする以外にも、オフィスネットワークの構築が困難な建設現場や、多くの店舗や拠点で機密性の高い顧客データや販売データなどを扱う小売・サービス業、IoT機器を活用しビッグデータを扱う製造業などの業種業態に対応できる。富士ゼロックスおよび各販売会社/県別特約店が仮想移動体通信事業者(MVNO)となり、提供する。
Smart Cyber Securityでは、Amazon Web Services、Microsoft Azureといったクラウドサービス基盤への安全かつ安定したアクセスを、社内のネットワーク間に限定して提供している。Smart Cyber Security Mobile SIMの導入により、クラウドサービスのモバイル利用を標準化することで、モバイル機器からオフィスネットワーク接続時のセキュリティに関する懸念を解消する。
富士ゼロックスは、グローバルにビジネスを展開するユーザー向けに、2019年夏までにSmart Cyber Securityの海外市場でのサービス提供を開始する考えだ。
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



