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富士通BSC、メール誤送信対策をクラウドサービス化、最小構成10人/月額2000円から

2019年5月9日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

富士通ビー・エス・シーは2019年5月8日、メールの誤送信を防止するメールセキュリティソフト「FENCE-Mail For Gateway」をクラウドサービス化したと発表した。同日付けで「FENCEメール誤送信対策サービス」の名称で販売を開始した。価格(税別)は、初期費用が10万円。運用費用は、1メールアドレスあたり月額200円で、最小構成は10メールアドレス(2000円)。販売目標は、2019年度末までに10万ライセンス。

 FENCEメール誤送信対策サービスは、ゲートウェイ型のメールセキュリティ機能を提供するクラウドサービスである(図1)。メール送信の承認ワークフローや個人情報チェック、メール添付ファイルの暗号化など、メールの誤送信を防止する機能を提供する。オンプレミス版のソフトウェア「FENCE-Mail For Gateway」をクラウドサービス化している。社外に送信するメールをFENCEメール誤送信対策サービスに中継させて使う。

図1:FENCEメール誤送信対策サービスの概要(出典:富士通ビー・エス・シー)図1:FENCEメール誤送信対策サービスの概要(出典:富士通ビー・エス・シー)
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 今回のクラウド化によって、サーバーの導入や管理などの手間を無くした。また、より小規模な事業者でも利用できるように、最小構成を10メールアドレス(月額2000円)に設定した。これに対して、オンプレミス版は主に大規模事業者が使っており、最小構成は100メールアドレスである。

 メールの誤送信を防止する機能を提供する。まず、メール送信時に承認ワークフロー機能を提供する。上司などの承認を経ないと社外にメールを送信しない運用ができる。さらに、送信メールに個人情報が含まれるかどうかを調べる機能を持つ。設定したポリシーに違反する個人情報が含まれていた場合、メールの送信を停止する。このほか、送信先の件数や添付ファイルの拡張子など、特定の条件に合致したメールを送信しない運用もとれる。

 メール送信時に自動で添付ファイルを暗号化する機能も備える。添付ファイルのアーカイブ(書庫化)と暗号化の方式は、ZIP形式、自己復号形式、FENCEオリジナルの暗号化形式(FENCEブリーフケース)の3種類から選ぶ。復号パスワードは、あらかじめ設定した時間(0~99999分)が経過した後で自動で送信する。メールの誤送信に気が付いた場合は、復号パスワードの通知メール送信よりも前に受信者への自動送信を停止できる。

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