ベルシステム24は2019年7月5日、音声だけでは難しい遠隔地の顧客/社内サポートなどをMR(Mixed Reality:複合現実)で支援するシステムの提供を発表した。MRによる遠隔サポートツールとして、コミュニケーションビジネスアヴェニューが提供する「ヘルプライトニング」を活用する。
遠隔地の顧客サポートや社内サポートなどをMR(Mixed Reality:複合現実)で支援するシステムを提供する(写真1)。現場の作業者と遠隔地の説明者のそれぞれのビデオストリーミング動画を融合する仕組み。

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これにより、説明者がその場で身振りや手振りを用いて、具体的にどの部分をどのように修理すればいいかといったことを解説するかのように、作業者を視覚的にサポートできる。
PC、スマートフォン、タブレットといった既存のデバイスで動作する。このため、簡単に導入・利用できる。B2Cビジネスにおける消費者対応や、複雑なメンテナンス業務といった、様々な分野の支援に活用できる。典型的な活用シーンは、以下のとおり。
- 電化製品などの消費者窓口で、使用方法がわからないといった問い合わせに対して、映像を通じた具体的な方法の説明を提供する
- 現場で作業をするエンジニアに対して、映像を通じた具体的な方法の説明を行う
- 教育機関などで、実験などの複雑な授業での説明に活用する