[新製品・サービス]
HPE、クラウド/オンプレミス間のデータ移動やバックアップを容易にするクラウド型ブロックストレージ「HPE Cloud Volumes」を提供
2019年10月23日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)
日本ヒューレット・パッカードは2019年10月23日、企業情報システム向けのクラウド型ブロックストレージ「HPE Cloud Volumes」を発表した。AWS(Amazon Web Services)環境およびAzure環境で利用できる。クラウド上で業務アプリケーションを動かしたり、オンプレミスシステムをバックアップしたりといった使い方ができる。2019年11月1日から国内で提供開始する。価格(税別)は、容量や性能に応じた従量課金で、6万円から。
HPE Cloud Volumesは、企業向けクラウド型ブロックストレージである。サーバーからはiSCSIで接続して使う。AWS(Amazon Web Services)環境およびAzure環境で利用できる。必要な容量(GB)と性能(I/O毎秒)、オプション機能を指定し、接続するAWSまたはAzureのインスタンスを選択して使う。
特徴は、企業情報システム用に、フラッシュストレージを採用して性能や可用性を高めていること。データベースサーバーなど既存の企業情報システムから任意のワークロードをクラウドに移動して実行できるほか、オンプレミスとパブリッククラウドの間でデータを簡単にバックアップできるとしている。
スナップショットバックアップやクローンの機能によって、短時間でコピーを作成できる。これにより、データ保護の実行回数を増やせる。また、フェイルオーバーとフェイルバックの機能を使って、オンプレミスからクラウドに、またはクラウドからオンプレミスに、データを簡単に移行できるとしている。
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