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SaaS型ワークフロー新版「Questetra BPM Suite 11.13」、業務フローの途中で業務データをテキスト保存可能に

2020年1月20日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

SaaSベンダーのクエステトラは2020年1月20日、クラウド型ワークフロー製品「Questetra BPM Suite」の新バージョン11.13を公開したと発表した。新版では、業務データを基にしたテキストファイルを自動で生成できるようになった。「承認されたテキスト情報をファイルに保存する」といった処理を自動化できる。

 クエステトラの「Questetra BPM Suite」は、Webブラウザから利用できるクラウド型のワークフローソフトウェアである。ワークフローの標準記法であるBPMN 2.0を用いて、ノンプログラミングでワークフローを作図/定義し、実行する(関連記事Webhookをトリガーに実行、クエステトラがSaaS型ワークフローに新版)。

 人が介在するワークフローだけでなく、特定の業務処理を自動で実行できる。特定の時刻に処理を実行したり、特定のメールアドレスへの着信をトリガーに処理を実行したり、REST APIへのリクエストをトリガーに処理を実行したりできる。

 人間工程と自動工程が混在した業務フローを業務フロー図として表現し、これを実行できる。案件が人間工程に到達すると、担当者はアウトプットを求められる。案件が自動工程に到達すると、「PDFの生成」や「クラウドストレージへの保存」といった既定の処理を自動的に実行する。

 「稟議承認フロー」、「文書翻訳フロー」、「品質チェックプロセス」、「請求書発行プロセス」などの各種の業務に適用できる。ワークフローのサンプルとして、これらの業務フローを含めた各種のテンプレートをあらかじめ用意している。ユーザーは、これらを自由にダウンロードして利用できる。

 今回の新版では、業務プロセスの途中で、業務データを基に、指定したフォーマットでテキストファイルを自動生成できるようにした(図1)。HTML、JSON、XML、CSVなど、様々な形式のテキストファイルを生成できる。これにより、ファイル作成の手間やミスの混入リスクを下げられる。

図1:クラウド型ワークフロー製品に、業務データからレポートファイルなどを自動で生成する機能を付けた(出典:クエステトラ)図1:クラウド型ワークフロー製品に、業務データからレポートファイルなどを自動で生成する機能を付けた(出典:クエステトラ)
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 例えば、「テキスト情報が承認されると同時に指定フォーマットのファイルが自動的に生成される」、――といった仕組みを簡単に構築できる。この上でさらに、下流工程として「生成されたファイルをクラウド型ストレージに自動アップロードする」といった処理を配置すれば、一連の文書管理プロセスを無人化できる。

 製品提供の背景について同社は、日々の業務において様々なテキスト情報が生み出されている状況を挙げる。「これらの文書は、Webアクセス数の推移などの報告書から、会社の現況などのオフィシャル文書まで多岐にわたる。これらのテキスト情報をテキストファイルとして保存するケースは少なくない」(同社)。

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