[新製品・サービス]
キヤノンITS、EDIソフト「EDI-Master B2B Gateway」新版、需要を受けEDIINT AS2を搭載
2020年2月20日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)
キヤノンITソリューションズは2020年2月19日、EDI(電子データ交換)ソフトウェアの新版「EDI-Master B2B Gateway Ver1.4」を発表した。同日提供を開始した。新版では、インターネットEDIプロトコルを拡充した。流通・医薬品業界での需要の高まりに合わせ、EDIINT AS2を使えるようにした。価格(税別)は、Windows版が4回線で50万円から、Linux版が4回線で150万円から。販売目標は、2025年までに年間売上高25億円。
EDI-Master B2B Gatewayは、EDI(電子データ交換)ソフトウェアである(関連記事:EDIソフトにLinux版を追加、キヤノンITSの「EDI-Master B2B Gateway Ver.1.3」)。仕入先/取引先との受発注、倉庫/物流会社との間の物流指示、金融機関との接続など、EDI接続が必要な幅広い場面で利用できる。Windows版とLinux版がある。
図1:EDI-Master B2B Gatewayの概要(出典:キヤノンITソリューションズ)拡大画像表示
EDIのための通信プロトコルとして、レガシープロトコルと、インターネットを用いたEDIプロトコルの両方を利用できる。レガシープロトコルは、全銀協手順、全銀TCP/IP手順、JCA手順の3つを利用できる(Linux版は全銀TCP/IP手順のみ)。一方、インターネットEDIプロトコルはこれまで、ebXML-MS 2.0(プッシュ型)とJX手順(プル型)の2つを利用できていた。
今回、利用できるインターネットEDIプロトコルを拡充し、EDIINT AS2(プッシュ型)を使えるようにした。キヤノンITソリューションズによると、流通・医薬品業界においてEDIINT AS2の需要が高まっているという背景がある。今回のプロトコル拡充により、流通・医薬品業界向けのEDI機能をフルラインアップで提供できるようになった、としている。
搭載しているEDIプロトコルはすべて、発信側・着信側いずれの使い方であっても利用できる。最大で32回線の同時接続が可能。また、各EDIプロトコルや回線数などの機能をオプション化しているため、スモールスタートができる。
全銀EDIシステム(ZEDI)も利用できる(関連記事:キヤノンITS、EDIのオプションで全銀EDIシステム(ZEDI)を利用可能に)。また、EDIプロトコルのほかに、メール(SMTP/POP3)を利用したEDIや、社内システムとのデータ連携などに適したファイル転送プロトコル(FTP/SFTP)も利用できる。
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