みずほ銀行は、約400支店が決算書を送信し、センターでこれらを登録する業務ワークフローをペーパーレス化した。これにより、登録にかかっていた時間を最大で60%削減した。ミドルウェアとして、OCR(光学文字認識)機能を備えたTISの財務諸表入力ソフトウェア「SCORE LINK」を利用している。ワークフローシステムは、2019年11月から本番稼働している。TISが2020年10月6日に発表した。
みずほ銀行では、全国約400の支店が取引先企業から入手した決算書を、東京の財務分析センターで一元集約し、社内システムに登録している。従来は、支店側もセンター側も、紙の決算書を前提として業務を行ってきた。今回構築したワークフローシステムでは、決算書をOCRでデータ化して業務効率を高めた(図1)。
図1:「SCORE LINK」を軸としたワークフローの概要(出典:TIS)拡大画像表示
新ワークフローシステムの導入効果として、決算書データの登録にかかっていた時間を、最大で60%削減した。ピーク時で月間約1万6000件あった紙の取り扱いがなくなったことで、紙の郵送コストや管理コスト、情報漏洩のリスクなどを改善した。人の手を介さず正確に決算書情報を読み込めるようになった。
従来は、紙ベースでデータをやり取りしていたため、郵送コスト、管理コスト、情報漏洩リスクなどの課題があった。内容に不備があった場合は、支店に再送を依頼するため、2日程度のロスが発生していた。決算書の勘定科目を正確に読み解ける人材も不足していた。
決算書をデータ化してやりとりするためのミドルウェアとして、TISの財務諸表入力ソフトウェアである「SCORE LINK Ver.10」を利用している。AIが帳票の内容を自動で判別し、OCRでデータ化すべき箇所を自動で認識する。OCRでデータ化すると同時に、財務諸表の勘定科目における細かな差異などを補正する。
- 業務システム 2027年4月強制適用へ待ったなし、施行迫る「新リース会計基準」対応の勘所【IT Leaders特別編集版】
- 生成AI/AIエージェント 成否のカギは「データ基盤」に─生成AI時代のデータマネジメント【IT Leaders特別編集号】
- フィジカルAI AI/ロボット─Society 5.0に向けた社会実装が広がる【DIGITAL X/IT Leaders特別編集号】
- メールセキュリティ 導入のみならず運用時の“ポリシー上げ”が肝心[DMARC導入&運用の極意]【IT Leaders特別編集号】
- ゼロトラスト戦略 ランサムウェア、AI詐欺…最新脅威に抗するデジタル免疫力を![前提のゼロトラスト、不断のサイバーハイジーン]【IT Leaders特別編集号】
-
VDIの導入コストを抑制! コストコンシャスなエンタープライズクラスの仮想デスクトップ「Parallels RAS」とは
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



