琉球銀行(本店:沖縄県那覇市)は2021年1月12日、画面に触れずにタッチパネルを操作できるATM(現金自動預け払い機)の実証実験を開始すると発表した。感染症対策の一環として実施する。実施期間は2021年1月13日から同年2月12日。実験では、来店する顧客に操作感や取引ボタンの選択のしやすさなどを体験してもらう。沖電気工業(OKI)が開発した「ハイジニック タッチパネル」を採用している。
琉球銀行は、画面に触れずにタッチパネルを操作できるATM(現金自動預け払い機)の実証実験を開始する(写真1)。タッチパネルとして、沖電気工業(OKI)が開発した「ハイジニック タッチパネル」を利用する。実験では、琉球銀行の本店に設置してあるATM×1台にハイジニック タッチパネルを搭載し、来店する顧客に操作感や取引ボタンの選択のしやすさなどを体験してもらう。
ハイジニック タッチパネルをATMのタッチパネルに採用することで、タッチパネルにタッチすることなく操作できるようになる。画面から数cm(センチメートル)上に指をかざすだけで、ATMを操作できる。顧客は、画面に触れることなく「引出し」、「預入れ」、「振込み」などの取引ができる。
琉球銀行は、ATMによる非対面取引を積極的に活用するなど、新型コロナウイルスの感染防止対策を推進している。この一環として、ATM装置への接触機会を減らす非接触ATMの導入を検討している。
沖電気工業は、実証実験の結果をふまえ、ハイジニック タッチパネルの操作性を向上させ、商品化を進めていく。