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ハンモック、VPNへの不正接続を多要素認証で防ぐ「AssetView VPNセキュア」を2021年5月出荷

2021年1月22日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ハンモックは2021年1月19日、VPNへの不正接続を多要素認証によって防止する製品「AssetView VPNセキュア」を2021年5月にリリースすると発表した。既存のID/パスワード認証に、PCやスマートフォンを用いた認証を追加できる。これにより、VPN接続時のセキュリティを強化できる。オンプレミス版のほかクラウドサービスの形でも利用できる。ソフトウェアの実装方法としては、既存のAssetView製品群への追加機能という位置付けだが、AssetView VPNセキュアの機能に特化した買い方もできる。価格(税別)は、1ユーザーあたり月額300円。別途、初期費用として30万円がかかる。

 ハンモックの「AssetView」は、必要な機能だけを個別に購入できる統合クライアント管理ソフトウェア群である。クライアント管理の基本機能であるIT資産管理(インベントリ管理)とアプリケーション配布(ソフトウェア配布)に加えて、各種のセキュリティ機能群(デバイス制御、操作ログ管理、URLフィルタリング、ウイルス対策など)をカバーする。これら個々の機能群を個別製品として用意しており、必要な機能だけを選んで購入できるようにしている。オンプレミス版のほか、クラウドサービス版がある(関連記事ハンモック、クライアント管理ソフト「AssetView」をクラウド化)。

 2021年5月には、VPNへの不正接続を多要素認証によって防止する製品「AssetView VPNセキュア」をリリースする。専用製品ではなく、既存のAssetView製品への追加機能という位置付けになる。既存のAssetView製品の機能を使わず、AssetView VPNセキュアの機能だけを利用する買い方もできる。

 AssetView VPNセキュアを使うと、VPN接続時に使っている現状のID/パスワード認証に加えて、2要素目の認証として、PCやスマートフォンを用いた認証を実施できる。多要素の認証ができるため、VPN接続時のセキュリティを強化する。テレワークの普及によって、社外から社内にVPNでアクセスした際のセキュリティの強化が課題となっている状況に対処する。

 AssetView VPNセキュアの仕組みを示している。VPN接続時、ID/パスワードによる通常の認証後、PCにインストールされているAssetViewのエージェントソフトウェアが、自動で2要素目の認証を実施する。AssetViewのサーバーソフトとエージェントソフトが通信し、エージェントソフトがインストールされているかどうか、インストールされていた場合はアクセス権限があるかどうかを認証する。

 AssetViewがインストールされていないPCやスマートフォンについては、スマホアプリやWindowsアプリを介して多要素認証を実施する。Azure AD(Active Directory)が備える多要素認証機能を使う。スマートフォンの場合、米Microsftが用意しているスマートフォン用アプリ「Windows Authenticator」(iOS/Android)を用いて認証する。同アプリでは、指紋、顔認識、暗証番号(PIN)、ワンタイムパスワード(時限式)などを使って認証する。

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ハンモック / AssetView / 多要素認証 / ログ監視 / クライアント管理

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