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卓越した検索技術をベースに様々な“予兆”を可視化、リアルタイムとインテリジェンスを極めてDX加速

2021年4月27日(火)

デジタルテクノロジーの級数的な進化と普及は、ビジネスに大きな可能性を拓いている。とりわけ顕著なのが、膨大な量のデータをリアルタイムに解析・可視化することによって、人では到底気付かないような事象や予兆をつかみとって的確かつインテリジェントな手を講じていく領域だ。ここで存在感を示しているのがElastic社である。そのバックグラウンドやアドバンテージとは──。

検索技術を原点にグローバルに顧客を拡大

オープンなテクノロジーは今や、イノベーションやデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進力となっているのは周知の通りだ。その領域で急成長を遂げているのがElasticである。

米国カリフォルニア州マウンテンビューに本社を構え、2012年10月に設立したElasticは、サブスクリプション販売(有料化された製品のサポートおよび商用プラグインの提供)、自社クラウドサービス(Elastic Cloud)、プロフェッショナルサービス(トレーニング、コンサルティングなど)を主軸とし、現在の顧客数は全世界で1万3400社以上を数える。日本においても2014年9月にElasticsearch株式会社を設立。Elasticのグローバル戦略の一翼を担う形でビジネスを拡大している。

具体的にElasticがどんなソリューションを提供しているのかというと、そのすべての根幹となっているのが検索技術である。Elasticの創業者の一人でありCTOを務めるシャイ・バノン氏は会社を立ち上げる以前、料理専門学校に入学した妻と共にロンドンのアパートに住んでいたが、本来の料理よりもレシピの検索により多くの時間を費やしている様子を見て、空き時間に検索エンジンを作ろうと考えた。

こうして完成した検索エンジンが「Elasticsearch」の初期バージョンである。バノン氏は当初このElasticsearchをオープンソースとしてリリース。IRC(Internet Relay Chat)にチャンネルを開設したところ、多数のユーザーから好評を得てダウンロード数は飛躍的な勢いで伸び、コミュニティが生まれ、そこに優れたエンジニアが集まり、スティーブン・スフールマン氏、ユリ・ボーネス氏、サイモン・ウィルナー氏といったメンバーと共同で会社を立ち上げることになった。すなわちElasticの原点として、データの蓄積・検索・分析を行うElasticsearchがあるわけだ。

その後、ElasticはElasticsearchを中心として、データ収集を担う「Beats」や「Logstash」、データの可視化および管理を行う「Kibana」といった機能を拡充し、「Elastic Stack」という製品群へと発展させた。そしてElasticが現在、このElastic Stackをベースに提供しているのが、「エンタープライズサーチ」「オブザーバビリティ」「セキュリティ」の3つのソリューションである。

図:Elasticが提供するソリューションの概要
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複数のアプリケーションを横断した高速検索

エンタープライズサーチでまず注目すべきは、その卓越した検索パフォーマンスである。Elasticジャパン カントリーマネジャーの川崎友和氏は、「三井住友DSアセットマネジメントでは、35種類4500万件ものデータから各種情報を検索するのに従来は6分程度要していました。そこにElasticsearchを導入することで、検索時間を1秒未満に短縮しました。ファンドマネージャーの思考を止めることのない、リアルタイムな情報提供による資産運用業務の高度化を実現しています」という事例を紹介する。

Elasticジャパン カントリーマネジャーの川崎友和氏

さらにエンタープライズサーチが提供するのは、Webサイトでよく見られるような「検索ボックスにキーワードを入力して目的のコンテンツを探す」といった操作だけにとどまらない。「複数のアプリケーションを横断し、一発検索を行うワークプレイスサーチを実現しています」と川崎氏。ビジネスのデジタル化により、企業内では平均90種類以上とも言われるほど多くのアプリケーションやSaaSの活用が進んだが、一方でそれは情報の散在化を招き、ユーザーに混乱をもたらしている。例えばある顧客のことを調べようとしたとき、目的の情報がSalesforceで管理されているのか、それともBoxで管理されているのかわからないといった話をあちこちで耳にする。こうした課題をエンタープライズサーチが解決するのである。

スタックに蓄積されたデータ容量のみで課金

2つめのオブザーバビリティは、環境内のあらゆる場所で生じるイベントログやメトリック、APM(アプリケーションパフォーマンス管理)のトレースを1つのスタックに集約し、エコシステム全体の一元的な可視性を提供する。

例えば1台のサーバーに対する負荷が急激に増加してダウンした場合、原因は必ずしもそのサーバー本体やそこで稼働しているアプリケーションにあるとは限らず、接続された様々なシステムの影響を受けている可能性がある。どこでどんなことが起こったためにこうなったという因果関係を紐解くことは容易ではなく、いつどこでトラブルが起こるのか予測することも困難だ。こうした課題をElasticのオブザーバビリティによって解決できるのだ。「集約された情報をリアルタイムにモニタリングするほか、機械学習を行うことによって近い将来に起こりそうな異常を検知し、プロアクティブな対策を行うことでシステムの安定稼働を実現することができます」(川崎氏)。

3つめのセキュリティもログを集約・監視するのはオブザーバビリティと同じだが、対象とするのがSIEM(セキュリティ情報とイベント管理)やエンドポイントとなる点が違っている。サイバー攻撃がますます悪質化・巧妙化し、さらにリモートワークの拡大など従業員がアクリケーションやデータを利用する場所が多様化する中、Elasticのセキュリティソリューションを活用することで、従来の境界防御のみに依存しないゼロトラストベースのセキュリティの基盤を構築することができる。

図:セキュリティの領域では、ますます高度な対策が求められている
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同時に忘れてはならないが内部不正への対策だ。例えば米国有数の信用組合サービス組織であるPSCUは、約1500の会員に対して支払い処理、リスク管理、データ分析、オンラインバンキング、モバイルプラットフォームなどの金融サービスを提供しているが、データベースが巨大化に伴い最新データが反映されるまでに丸1日以上のタイムラグが発生するため、不正取引などの違反が行われたとしても発生後の調査しかできなかった。「そこでPSCUはあらゆるデータをElasticに集約しました。ログを適切に監視・可視化するとともに機械学習機能やアラート機能を活用することで、多くの不正取引を未然に検知し阻止できるようになりました」(川崎氏)という。

なお、ここまで紹介してきた3つのソリューションを利用する上で、企業はそれぞれ個別に契約する必要はない。「Elasticソリューションは共通化されたリソースベースのプライシングを行っています。要するにその時点でElastic Stackに蓄積されているデータ容量のみで課金するサブスクリプションモデルに基づき、すべてのソリューションをご利用いただけます」と川崎氏は説明する。

このようにElasticは「リアルタイムのインサイトをもたらすシンプルかつ唯一のスタック」を提供している点が最大のアドバテージである。そのスタックのもとで複数のソリューションを活用可能とし、イノベーションの加速やROIの最大化に貢献するなど、企業のDXへの取り組みを力強く後押ししている。


●お問い合わせ先

Elasticsearch株式会社

https://www.elastic.co/jp/

お客様導入事例
https://www.elastic.co/jp/customers/

問い合わせ先
https://www.elastic.co/jp/contact?storm=global-header-en

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