[新製品・サービス]

日立、社会インフラ事業者向けサイバー防衛訓練「オンラインNxSeTA」を提供

集合方式、現地方式に続いてオンライン方式の訓練プログラムを提供

2021年5月24日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日立製作所は2021年5月24日、社会インフラ(電力、鉄道、上下水道など)の事業者に向けたサイバー防衛訓練サービス「オンラインNxSeTA」を発表した。同年6月1日から提供する。これまで提供してきた「サイバー防衛訓練サービス」(NxSeTA)をオンライン化した新サービスであり、リモート環境から訓練に参加できる。

 日立製作所の「NxSeTA」は、重要な社会インフラへのサイバー攻撃に対処するための総合訓練・検証施設である。2017年に日立の大みか事業所(茨城県日立市)内に施設を開設。合わせて、同施設を利用した集合型研修の「サイバー防衛訓練サービス」を開始している。

 2020年には、ユーザー拠点でNxSeTAと同様の訓練を行う現地型研修の「ポータブルNxSeTA」も提供。今回、自宅やサテライトオフィスなどのリモートワーク環境から訓練・講義に参加できる「オンラインNxSeTA」を用意した(図1)。

図1:自宅やサテライトオフィスなどのリモートワーク環境から訓練や講義に参加できる(出典:日立製作所)図1:自宅やサテライトオフィスなどのリモートワーク環境から訓練や講義に参加できる(出典:日立製作所)
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 サイバー防衛訓練サービスでは、実際の社会インフラの環境を再現した模擬システムを使って、実践的な訓練を受けられる。模擬システムに対して実際にサイバー攻撃を仕掛け、これに組織として対処する訓練ができる。

 サイバー防衛訓練サービスは、「正しいプロセスを組織として体験する訓練プログラム」(日立)として、IT担当者による対応や、IT責任者からマネージャへの伝達など、発生したインシデントに対応する際に重要な個人と組織のコミュニケーション力を訓練する(図2)。

図2:訓練では主に、インシデント対応の業務プロセスを評価する。持続的なスキルアップを支援する(出典:日立製作所)図2:訓練では主に、インシデント対応の業務プロセスを評価する。持続的なスキルアップを支援する(出典:日立製作所)
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 日立は、受講企業に対し、人材面の強化だけでなく、訓練で得られた課題に対して、システム面や運用面においても改善を支援する。コンサルティングからセキュリティ施策の導入・運用までトータルに支援する。

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