[新製品・サービス]
Oracle CloudでArmインスタンス「OCI Ampere A1 Compute」が利用可能に
2021年5月26日(水)IT Leaders編集部、日川 佳三
米オラクルは2021年5月25日(米国現地時間)、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)の新サービスとして、Armアーキテクチャを採用したAmpere Altraプロセッサのコンピュータ環境をIaaS型で提供する「OCI Ampere A1 Compute」の提供を開始したと発表した。Linux、Java、MySQL、コンテナ環境など汎用のソフトウェアが動作する。料金は1コア1時間で0.01米ドル(1セント)で、x86インスタンスと比べて価格性能比が高い点をアピールしている。
米オラクルの「OCI Ampere A1 Compute」は、Oracle Cloud上でArmアーキテクチャを採用したAmpere AltraプロセッサのコンピュータをIaaS型で提供するサービスである。Linux、Java、MySQL、コンテナ環境など、汎用のソフトウェアが動作する。料金は1コア1時間で0.01米ドル(1セント)で、Oracle Cloud上で提供しているx86系プロセッサを用いたインスタンスと比べて価格性能比が高いとしている。
開発者が簡単に利用を始められるように、開発環境のイメージ「Oracle Linux Cloud Developer」を用意した。これを用いることで、各種ユーティリティや一般的なプログラミング言語を含む開発環境をインストール/構成/起動できる。開発者イメージは、Oracle Cloudのコンソールから容易に展開できるようになっている。
ベンチマークテストの結果を発表している。OCI Ampere A1上でx264(動画をH.264ビデオストリームにエンコードするプログラム)を実行した場合、x86ベースシステムと比べて、性能が最大10%向上し、価格あたり性能は最大22%のメリットがある。また、OCI Ampere A1上でNGINXリバースプロキシを実行した場合、x86ベースシステムと比べて、性能が最大46%向上し、価格あたり性能は最大で62%のメリットがあったという。
仮想マシンのインスタンスと、ベアメタルのインスタンスの両方を用意した。仮想マシンは1 OCPUから80 OCPUまでの拡張に、メモリーはコアあたり1GBから64GBまでの拡張に対応する。一方、ベアメタルでは160コア、メモリー1TBの構成をサポートしている。
ArmアーキテクチャのAmpere Altraプロセッサを採用している。シングルスレッドコア、最大周波数3.0Ghzで動作する。性能のスケーラビリティが高く、コアを増やした際にコアあたりの性能が徐々に低下することがないという特徴を持つ(写真1)。
写真1:Armアーキテクチャを採用したAmpere Altraプロセッサ(出典:米Ampere)-
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