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特権IDアクセス管理「ESS AdminONE」、事業者向けの割安プランに小規模な300ノードを新設

300ノード時のノード単価は一般販売ライセンスの3分の1

2021年8月6日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

エンカレッジ・テクノロジは2021年8月5日、特権IDによる情報システムへのアクセスを一元管理/制御するソフトウェア「ESS AdminONE」について、ライセンスプランを拡充した。クラウドサービス事業の特権ID管理・制御に適した大規模システム向けのライセンス「サービスプロバイダ向けライセンス制度」を、より小規模なシステムにも適用できるようにした。従来の最小構成(価格は税別、以下同)は最大500ノード(年額300万円)だったが、新たに最大300ノード(年額200万円)を追加した。

 エンカレッジ・テクノロジの「ESS AdminONE」は、特権IDによる情報システムへのアクセスを一元管理/制御するソフトウェアである(画面1)。業務サーバーやデータベースサーバーへのアクセスを仲介するゲートウェイ型の「ESS AdminGate」と、個々のアクセス端末に対して一時的に特権IDのアクセス権限を払い出す「ESS AdminControl」の2つの従来製品の機能を包括して統合している(関連記事特権IDアクセスを管理/制御する新製品「ESS AdminONE」、従来製品を統合しWeb APIを追加)。

図1:ESS AdminONEの画面イメージ(出典:エンカレッジ・テクノロジ)図1:ESS AdminONEの画面イメージ(出典:エンカレッジ・テクノロジ)
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 情報システムへのアクセス方法として、大きく2つのやり方がある。1つは、情報システムへのアクセスを、ESS AdminONEのゲートウェイで仲介するやり方である。アクセスの仲介によって、ログインに必要なID/パスワードを隠蔽する。Linuxサーバーに対してはSSHログインによるターミナル(CLI)操作を仲介する。Windows Serverに対してはシンクライアント(RDPプロトコル)による画面操作を仲介する。

 もう1つは、アクセスする端末上で稼働する専用のソフトウェア「専用貸出ツール」(Operation Authenticator)に対して、情報システムへのアクセスに必要なパスワードを、ESS AdminONEのサーバーから都度払い出すやり方である。この形態においても、ゲートウェイによる仲介アクセスと同様に、エンドユーザーには特権IDのID/パスワードを開示しない状態でログインできる。

 各種の環境で利用しやすいように、仮想アプライアンスまたはコンテナの形で提供する。一時的な特権IDの払い出し申請などは、対話型のWebインタフェース画面から利用できるだけでなく、Web APIの形でも利用できる。外部の運用管理ソフトウェアの自動化スクリプトなどからWeb APIを利用して特権IDのアクセス権限を取得するといった運用ができる。

●Next:最大85%割引も、今回新設したライセンスプランの詳細

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