伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2021年8月25日、クラウド型システム性能監視ツール「New Relic One」(開発元:米New Relic)の販売を開始した。オンプレミスやSaaSを問わず監視対象のシステムやアプリケーションからデータを収集して可視化する。販売目標として、3年間で100社を掲げる。
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が販売を開始した「New Relic One」はクラウド型システム性能監視ツールである(開発元:米New Relic)。オンプレミスやSaaSを問わず、監視対象のシステムやアプリケーションからデータを収集して可視化する(画面1、関連記事:システム性能監視ツール「New Relic One」がAI分析を強化、ログデータを分析対象に追加)。
画面1:「New Relic One」のアプリケーション性能監視画面(出典:伊藤忠テクノソリューションズ)拡大画像表示
システムの異常や性能劣化の要因を分析するために必要な、インフラやアプリケーションの情報を、統合的に可視化する。コードのレベルまでドリルダウン(データの掘り下げ)を行うことで、原因を特定できる。
アプリケーションの性能管理機能を備える。インフラ監視では収集できなかった、アプリケーションの実行イベント、エラー発生、応答時間、データベースアクセス時間、などを把握できる。アプリケーションの遅延や意図しない停止などの状況をリアルタイムに確認できる。
370を超えるサービスを監視できる。AWS(Amazon Web Services)、Azure、Google Cloudなどの主要なクラウド基盤を監視できる。計測データの送受信APIであるOpen Telemetryなど、システム運用で利用するオープンソースも利用できる。
CTCは、New Relic Oneの販売開始にあわせて、New Relic Oneを活用したシステム運用サービスも提供する。CTCのグループ会社でシステム運用の支援やITアウトソーシングサービスを担うCTCシステムマネジメントが、インフラからアプリケーションまでの必要な監視項目の洗い出しや設定、監視の実施、報告までの統合的なサービスを提供する。オプションで、運用状況の監視ログを分析し、分析結果に基づく運用改善ポイントをレポートする。
なお、開発元のNew Relicでは、必要なシステム監視情報を漏れなく取得できることを“オブザーバビリティ(可観測性)”と呼び、可観測性を担保するツールとしてNew Relic Oneを位置付けている。New Relicによると、可観測性と収益には正の相関があり、可観測性と障害発生率には負の相関がある。
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