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日本IBM、サステナビリティの成熟度診断・戦略策定を支援するサービス

2021年10月5日(火)IT Leaders編集部

日本IBMは2021年10月4日、サステナビリティ(持続可能性)の成熟度を診断するサービスと、サステナビリティ戦略の策定を支援するサービスを同年10月に開始すると発表した。戦略の策定から基盤の構築までを一貫して提供する。米IBMがグローバルで展開するサステナビリティ経営の確立に向けた包括的なサービス群の一環である。

 日本IBMは、サステナビリティ(持続可能性)の成熟度を診断するサービスと、サステナビリティ戦略の策定を支援するサービスを同年10月に開始する。サステナビリティの実現に向けた戦略策定などのコンサルティングから、基盤構築などの実装、業界を超えたエコシステムの組成まで一貫して提供する。業界や業務の知識とノウハウを持ったコンサルタントやデザイナー、データサイエンティスト、システムエンジニア、アーキテクト、研究員などからなる組織横断的なチームが支援する。

 IBMがグローバルで実践してきた経験を生かして提供する。サステナビリティ戦略の策定、気候変動リスクなどのレポーティング、エネルギーマネジメント、サプライチェーンの高度化などを含む、総合的なサービス体系を用意している。具体的には、以下のサービスを提供する。

  1. アセスメント
    企業がサステナビリティの確立に向けて検討すべきポイントを、戦略、組織などの観点からヒアリングする。先進企業の動向を指標として、目指すべき姿やサステナビリティのあり方を検討し、優先順位をつけたロードマップを策定する。
  2. 長期を見据えた経営戦略策定
    アセスメントによって明確化した方針に、自然環境や社会情勢など今後10年程度で起こりうる変化を加味し、事業をどのように変革すべきかを策定する。
  3. デジタルを活用した施策の実行
    ロードマップに沿ってデジタル技術を活用し、トレーサビリティやCO2排出量の可視化などの実施すべきテーマについて、仕組みを構築する。

 アセスメントフェーズでは、戦略、オペレーション、データなどの10項目について、ユーザーが目指す姿や優先的に取り組むべきポイントなどを明確化する。経営戦略策定フェーズでは、アセスメントの結果を基にした具体的で実効性の高いサステナビリティ戦略を策定し、必要に応じてビジネスモデル自体の変革の方向性を検討する。

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