オプティムは2021年11月1日、混雑状況可視化サービス「OPTiM AI Camera」の機能を強化した。既設の監視カメラ映像を分析して人数のカウントや混雑状況の可視化を行うサービスである。今回、「Webページ自動生成」機能を追加し、自社のWebサイトを持たない企業でも混雑状況を外部に公開できるようになる。
オプティムの「OPTiM AI Camera」は、既設の監視カメラ映像を分析して人数のカウントや混雑状況の可視化を行うサービスである。混雑状況は、匿名の状態で、AIがカメラに映った人物の輪郭のみを描画することで、プライバシーを守ったまま可視化する。店舗や施設を訪れる顧客は、店内や施設の混雑状況を視覚的に確認してから来店できるようになる(画面1)。
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混雑状況は、店舗や施設のデジタルサイネージや、顧客が利用するモバイルアプリやWebサイトに表示させることができる。数行の追加で設定し、API連携を利用したシステム連携にも対応する。混雑状況の表示方法としては、匿名での可視化のほか、人物の数をAIがカウントした上で混雑状況を3段階で表示する。
混雑推移を学習し、将来の混雑状況を曜日・時間帯別に予測した結果を表示する機能も備える。顧客は、混雑しそうな時間帯の来店・来場を避けられ、施設の管理者は、入場制限や導線変更などに役立てられる。
今回の機能強化では、自社でWebサイトを持っていない企業でも混雑状況を外部に公開できるように、Webページを自動生成する機能を追加した(図1)。OPTiM AI Cameraに登録済みのカメラを選択すると、混雑状況の公開ページを自動生成する。
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価格(税別)は、基本ライセンスが月額2980円。1ライセンスで同時に解析できるカメラ台数は1台。APIコール回数1万回分を含む。APIコール回数を10万回追加する表示埋め込み利用数オプションは月額980円。