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リコー、アップロードした証憑に取引先名、取引金額、取引日を設定して電子保存するサービス

2022年1月6日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

リコーは2022年1月6日、「RICOH 証憑電子保存サービス」を提供開始した。紙/メール/ファクスなどで受け取った企業間取引の証憑(取引関係書類)をクラウドにアップロードするだけで、改正電子帳簿保存法が求める「取引先名」「取引金額」「取引日」の情報をリコーが代行入力し、返却・電子保存するサービスである。

 RICOH 証憑電子保存サービスは、企業間取引の証憑(取引関係書類)を、改正電子帳簿保存法に対応させるサービスである(図1)。紙/メール/ファクスなどで受け取った証憑をクラウドにアップロードするだけで、改正電子帳簿保存法が求める「取引先名」「取引金額」「取引日」の項目をリコーが代行入力し、ユーザーに返却または電子保存する。

図1:RICOH 証憑電子保存サービスの概要(出典:リコー)図1:RICOH 証憑電子保存サービスの概要(出典:リコー)
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 Webブラウザ(Microsoft Edge、Chrome、Firefox)から証憑をアップロードする。このほか、紙やファクスで受け取った証憑をリコーの複合機からアップロードする使い方も可能である。このための複合機向けアプリケーションを順次提供する予定である。

 クラウドにアップロードした証憑データに対しては、取引先名、取引金額、取引日の項目をリコーが代行入力する。5~10営業日で代行入力して返却するとしている。入力代行による索引付け精度として99.9%以上(リコーが請求書と納品書を対象に実施した実績)をうたう。このほかに、「帳簿ID」や「任意項目」をユーザー自身で入力できる。

 複数種類の証憑を扱える。例えば、請求書、納品書、領収書、見積書、検収書、注文書、などである。いずれも、原本と控えをともに扱える。これらを、版管理方式(削除・修正の履歴による方式)で、法定年数に応じてクラウド上に長期保存できる。

 検索機能も持つ。取引先名、取引金額、取引日で検索できる。取引金額と取引日は範囲を指定した検索が可能。

 製品提供の背景としてリコーは、2022年1月1日に改正電子帳簿保存法が施行され、証憑をまとめて電子保存するニーズが高まっていることを挙げる。「しかし、現状の証憑の電子保存サービスは手作業で取引先名、取引金額、取引日などの索引付けを行わなければならない」という。

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リコー / 文書管理 / 電子帳簿保存法

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