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IWI、ビジネス課題と量子コンピューティングの相性を評価するサービスを開始

2022年2月14日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

インテリジェント ウェイブ(IWI)は2022年2月14日、「QC事例アセスメントサービス」の提供を開始した。ユーザー企業が抱えるビジネス上の課題と量子コンピューティングの適性を評価するサービスである。Atos(東京都港区)が開発したサービスで、仏Atosの量子シミュレータ装置「Atos Quantum Learning Machine」(Atos QLM)を利用する。

 QC事例アセスメントサービスは、ユーザー企業が抱えるビジネス上の課題と量子コンピューティングの適性を評価するサービスである(図1)。量子シミュレータ装置(Atos QLM)を利用し、量子コンピューティングの実装の可能性を探索する。仏Atosの量子アルゴリズム専門家を交えて、組み合わせ最適化、AI/ML、化学・材料科学、セキュリティ・暗号などからアプローチ方法を選択する。

図1:「QC事例アセスメントサービス」の概要(出典:インテリジェント ウェイブ)図1:「QC事例アセスメントサービス」の概要(出典:インテリジェント ウェイブ)
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 アセスメント提供の背景について同社は、複雑な問題のすべてが量子コンピューティングで解けるとは限らないことを挙げる。「ユーザー企業は、莫大な投資をする前に、量子コンピューティングに参入するべきか否かを調査する必要がある。今回提供するアセスメントサービスは、概念実証(PoC)の準備段階という位置付けになり、量子コンピューティングの実装可能性を判断する材料を報告書で提示する」(同社)。

 なお、量子シミュレータ装置のAtos QLMは、量子コンピューティングのソフトウェア開発とシミュレーションを行える、大容量メモリーを搭載したアプライアンス製品である。世界各国の公共部門、医薬、製造業、エネルギー(石油・ガス、電力)、金融、メディアなどにおいて、量子コンピューティングの学習および研究に使われているという。

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