キヤノン電子は2022年3月11日、情報漏洩対策ツール「SML画面操作録画機能」を販売開始した。ツールをインストールしたPCの画面操作を画像として記録する。リモートデスクトップ接続先の操作やWebブラウザ操作など、従来のログ管理ツールだけでは分からない操作も画像として把握できる。内部不正の抑止につながる。価格は個別見積もり。
キヤノン電子の「SML画面操作録画機能」は、PCの画面操作を画像として記録する、情報漏洩対策ツールである(図1)。リモートデスクトップ接続先の操作やWebブラウザ操作、メールの内容、Webフォームへの書き込みなど、従来のログ管理ツールでは分からなかった操作も、画像として把握できるようになる。
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操作画面は録画が可能で、情報漏洩のインシデントが発生した際には、インシデントにつながったPC操作を後から画像情報として確認可能である。また、管理者画面では、管理対象のPC画面をリアルタイムに閲覧できる(画面1)。画像の更新間隔は、監視対象PCごとに設定する。同時に複数台の画面(4画面、9画面、16画面を切り替えられる)を表示する。
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別途、ログ管理ツール「SML」と連携させて使うことで、SMLが発したアラート通知をトリガーに画面を確認する、といった運用がとれる(図2)。SMLを使うと、許可していないUSBデバイスの接続やクラウドストレージへのファイルアップロード、利用禁止時間内のPC操作などを検知できる。SML画面操作録画機能を組み合わせることで、これら有事の際に操作画面を合わせて確認できる。
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