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KPMGコンサルティング、「ローコード開発ツールを活用した現場DX内製化支援サービス」を提供

現状把握、BPR、PoCの3フェーズで現場主導の内製化を支援

2022年7月11日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

KPMGコンサルティングは2022年7月11日、ITコンサルティング/SIサービス「ローコード開発ツールを活用した現場DX内製化支援サービス」を提供開始した。現場主導によるシステムの内製化を支援する。導入計画、BPR/構築、PoC/展開、の3つのフェーズに合わせたサービスをそれぞれ提供する。

 KPMGコンサルティングの「ローコード開発ツールを活用した現場DX内製化支援サービス」は、ローコード開発ツールを活用することによって、現場主導でシステムを内製化できるように支援するITコンサルティング/SIサービスである。導入計画、BPR/構築、PoC/展開の3つのフェーズをカバーする(図1)。

図1:ローコード開発ツールによるシステム内製化アプローチの概念(出典:KPMGコンサルティング)図1:ローコード開発ツールによるシステム内製化アプローチの概念(出典:KPMGコンサルティング)
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 ローコード開発ツールを効果的かつ継続的に全社で活用できるように、企業文化や企業のITリテラシーレベルを考慮したうえで、組織設計からテクノロジーの定着化までのロードマップを作成するとしている。組織体制の構築、業務改善も含めた対象業務の選定、導入後の定着化までを総合的に支援することで、現場のDXを実現するために必要な内製開発の定着化を推進する。

 最初の「導入計画フェーズ」で現状を把握する。企業全体および現場のアプリケーション、ITインフラ環境と業務、IT体制などについてアセスメントを行い、企業の状態を整理・把握する。これにより、内製化によるローコード開発ツールの導入によって効果が期待できる対象業務を見極める(図2)。

図2:ローコード開発ツールを使ったシステム内製化によって改善が期待できる領域(出典:KPMGコンサルティング)図2:ローコード開発ツールを使ったシステム内製化によって改善が期待できる領域(出典:KPMGコンサルティング)
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 次の「BPR/構築フェーズ」でローコード開発の対象業務について、業務プロセスを再構築する。業務目的に則して無駄な業務を省き、内製開発と運用を継続できるように、組織体制の設計と人材教育プラン、開発ガイドラインとルールを策定する。その後、ローコード開発のタスクをロードマップ化する。直近のタスクについてはWBS(Work Breakdown Structure)化を図り、形骸化しないプランを作成して現場環境下で推進する。

 最後の「PoC/展開フェーズ」で内製化の定着までプロジェクトに伴走する。現場担当者だけでは難しい、ツールの選定やスキルの習得に関して、担当者とともに開発から展開までの一連のプロセスを、KPMGコンサルティングが伴走する。

 KPMGコンサルティングは、DX内製化支援サービスを提供する背景を次のように説明する。「システム化が容易になると、組織内で無秩序に開発されたシステムの乱立を招く。ローコード開発ツールの導入・展開にあたっては、自社の業務プロセスやIT運用体制などの現状を把握したうえで、IT部門、事業部門、管理部門が一体となって戦略的に計画することが重要である」。

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内製化 / ITコンサルティング / SI / ローコード / KPMG

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